2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』で主人公・紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子と紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を演じる柄本佑が28日、平安神宮(京都市)でクランクインを迎えた。

  • 紫式部(まひろ)役の吉高由里子と藤原道長役の柄本佑

大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛ける。

この日は、まひろ(吉高由里子)ほか姫たちが内裏で舞う神事の直前のシーン(放送予定第4話)や、藤原道長(柄本佑)が弓などを持ち大内裏を見回るシーン(柄本佑初登場シーン 放送予定第2話)などの撮影が行われた。

吉高と柄本のコメントは以下の通り。

■吉高由里子

これからの1年半という長い期間の初日を、ドラマにゆかりのある京都で迎えられたこと、大変うれしく思っています。
この平安神宮での撮影は、令和から平安時代にタイムリープをしたような気持ちになりました。いよいよ撮影が始まりますが、戦のない鮮やかな時代なので、ふだん見られない光景や衣装、四季を楽しめるのかなと思ってます。
紫式部のキャラクターについて、それほど明るいキャラクターというイメージを持っていませんでしたが、今作は好奇心旺盛で多感な女の子になっています。
まひろの成長とともに、源氏物語がどう描かれていくのか、紫式部の興味に気づいていけたらなと思っています。
大石さんの情熱的な脚本を照れずに頑張って演じていきたいと思います。

■柄本佑

準備段階で京都に何度も赴いて、紫式部のお墓や道長ゆかりの場所を巡ってきました。いよいよ撮影開始となり、京都が舞台の物語をまずこの京都からはじめられること、しかも今日は道長にとってもちょうどドラマ初登場のシーンの撮影で、これから一年半撮影が続く初日に、その大元となるエネルギーを頂けた感じがしていて大変光栄です。
吉高さんとの2度目の共演、またはじめて共演する方も多く非常に楽しみにしています。いまのところ大石さんが書かれる脚本が、「まあ面白い」。今日は歩いているシーンの撮影でしたが、早く大石先生のセリフをしゃべってみて、自分の中にどんなことが起こるのかというのも楽しみです。