フジテレビ系列28局が世界の恵まれない子どもたちを支援する「FNSチャリティキャンペーン」の趣旨に、フジテレビと同じ東京・港区に立地する東京港醸造が賛同し、地球に優しい日本酒の売上の一部を寄付することになった。

  • 東京港醸造

同キャンペーンは毎年度、支援国を決め、情報番組『めざまし8』(毎週月~金曜8:00~)などで視聴者に募金への協力を呼びかけ、2020~2022年度は3年連続で、世界最貧国の一つといわれるモザンビーク共和国を支援。23年度は、昨年6月のモンスーンで国土の3分の1が水没する被害を受けたパキスタンの子どもたちを支援していく。『めざまし8』では、この最新情報を伝えるロケ企画を今夏放送予定だ。

この趣旨に賛同した東京港醸造は、「純米吟醸原酒 江戸開城 Sustainable Sake」(2,255円)の売上の一部を「FNSチャリティキャンペーン」を通じて、パキスタンの子どもたちに寄付する。「Sustainable Sake」は、代表取締役杜氏の寺澤善実氏が無洗米醸造法に取り組み、洗米で使用する水や、排出するとぎ汁を10分の1に削減した、SDGsの精神に合致した商品だ。

「FNSチャリティキャンペーン」は2015年9月に国連サミットで採択されたSDGsに先駆け、ユニセフと組んで半世紀も前から、地球規模で子どもの貧困、飢餓、健康、衛生、教育などの課題に取り組んできている。

27日から、「FNSチャリティキャンペーン」のロゴマークと、フジテレビらのプロジェクト「楽しくアクション!SDGs」のハートマークのロゴのシールを貼った「Sustainable Sake」が、東京港醸造のホームページで購入できる。

代表取締役杜氏の寺澤善実氏は「世界が一丸となり取り組んでいるSDGsの精神を、無形文化遺産(文化庁)の酒造りに活かせないかと考えたのが『無洗米醸造法』です。ぜひ、お試しくださいませ。純米吟醸原酒 江戸開城 Sustainable Sakeの売上の一部を『FNSチャリティキャンペーン』を通して、パキスタンの子どもたちのために役立てることをうれしく思います」とコメントしている。