フジテレビ系列28局とBSフジが世界の恵まれない子どもたちを支援する「FNSチャリティキャンペーン」の日本ユニセフ協会への寄付金の贈呈式が25日、東京・台場のフジテレビで行われ、同局CSR・SDGs推進室の吉川裕介役員待遇室長が日本ユニセフ協会の早水研専務理事に寄付金の目録を渡し、感謝状を受け取った。

  • (左から)フジテレビの堀池亮介アナ、フジテレビCSR・SDGs推進室の吉川裕介役員待遇室長、日本ユニセフ協会の早水研専務理事

同キャンペーンでは2020年度から3年連続でアフリカのモザンビーク共和国を支援し、22年度は3,344万8,962円の募金が集まった。諸経費を除いた寄付金は、日本ユニセフ協会を通して現地に届けられ、栄養、水、衛生などの分野で、モザンビークの子どもたちの命を守るための活動に使われる。

贈呈式で、早水専務理事は「FNSチャリティキャンペーンは50周年という節目の年にモザンビーク支援の最後の3年目を無事に迎えられたことをうれしく思います。フジテレビ系列28局の皆様のご尽力に心から感謝します。モザンビークは最貧国であり、毎年大きなサイクロンに見舞われます。皆様からいただきました募金は水や衛生、感染症、教育の分野で活用させていただきます。FNSチャリティキャンペーンが始まった1974年の頃はまだ途上国の状況が国内でまだ知られておらず、このキャンペーンによって国民に途上国の厳しい状況が知られるようになりました。世界には取り残された子どもたちがまだまだいます。今後もFNSチャリティキャンペーンと協力しながら、一人一人の子どもたちに寄り添った支援をしていきたいと思います」とあいさつ。

昨年9月にモザンビークに取材に行った堀池亮介アナウンサーは「現地ロケで印象に残っているのは子どもたちと一緒にサッカーをしたことです。厳しい生活を強いられながら、一つのボールを一生懸命追いかけ、弾ける笑顔でゴールを目指していました。十分な屋根のない日差しの強い教室でペンを強く握りしめながら、学ぶ姿勢も心に残りました。50周年を迎えるFNSチャリティキャンペーンの意義は子どもたちの笑顔や命を守っていくことです。これからも皆で協力して、守っていきたいと思います」と現地での思い出を振り返り、決意を新たにしていた。

モザンビーク共和国への募金額は、以下の通り。

2020年度:1,832万9,233円
2021年度:2,199万8,539円
2022年度:3,344万8,962円
(計) :7,377万6,734円