東武鉄道は、日光・鬼怒川エリアで運行している「SL大樹」について、日光市のシンボルを活用したオリジナルカラーのヘッドマークを全5種類作成し、第1弾の「ニッコウキスゲカラー」を5月1日に導入すると発表した。

  • 「SL大樹」(東武鉄道 提供)

今回、「SL大樹」を楽しんでもらいたいとの思いから、ヘッドマークのカラーバリエーションを増やすこになったという。通常運行用のヘッドマークを新たに導入し、車両にとらわれず掲出して定期運行を行うことは、「SL大樹」の運行開始以降、初めてとなる。

新色の「SL大樹」ヘッドマーク導入にあたって、日光市で活躍中しているデザイナー、星将夫氏による協力の下、日光市のシンボルを活用した「ニッコウキスゲカラー」「シラカバカラー」「カワセミカラー」「モミジカラー」「ヒメマスカラー」の5種類を制作。ニッコウキスゲは日光市の「市の花」、シラカバとモミジは日光市の「市の木」、カワセミは日光市の「市の鳥」、ヒメマスは日光市の「市の魚」にそれぞれ選定されている。

  • 「ニッコウキスゲカラー」(東武鉄道 提供)

  • 「シラカバカラー」 (東武鉄道 提供)

  • 「カワセミカラー」(東武鉄道 提供)

  • 「モミジカラー」(東武鉄道 提供)

  • 「ヒメマスカラー」(東武鉄道 提供)

東武鉄道は、地域と手を取り合った鉄道会社ならではの施策として、日光市のシンボルを活用することにより、「SL大樹」を通して日光市の魅力を広く周知し、「日光・鬼怒川エリアの活性化」という目的を果たしていくとのこと。

「ニッコウキスゲカラー」の導入予定日は5月1日。その後、「シラカバカラー」は6月1日、「カワセミカラー」は7月1日、「モミジカラー」は9月1日に順次導入し、「ヒメマスカラー」も来年の3月1日に導入予定となっている(車両の都合やイベント、特別運行などにより変更になる場合がある)。導入後、1カ月程度は掲出を続ける予定。対象列車は「SL大樹」と「DL大樹」で、「SL大樹 ふたら」には掲出されない。