猫に高級なご飯を用意する。猫のために高価な遊具を買う。猫と一緒にペットOKの高級ホテルに宿泊する。猫専用の部屋をつくる。愛する猫たちのために自らのお金と人生を捧げる人はいるでしょう。でも、猫ちゃんたちのために延床面積130平米を超える家を建ててしまう人がいたでしょうか。

猫のために家を建てる際に一番こだわったポイントをご覧ください。

  • (Twitter 響介@HOMEALONe_ksk より引用)

5匹の飼い猫たちのために土地を購入し、3階建ての豪邸を建ててしまったのは、本業・猫マスターを自称する響介さん。「副業」である作編曲家として稼いだお金を猫ちゃんたちのために湯水のように使い、100平米のマンションで猫ちゃんたちに追いかけっこさせるだけでは飽き足らず、猫仕様の注文住宅を建ててしまいました。全国の猫好きフォロワーたちからは賞賛と共感の声が…。

「どこを見ても猫ちゃんの為なのが良くわかる」「なんですかこの天国は...」「猫さん達も、ストレスなく生活できますね」「わーこれ猫ちゃん喜ぶ家だろうなぁ」「猫に飼われてる感覚すき」「生まれ変わったらこの家の猫になりたい」「上から見下されてる感じが、猫様の下僕にはたまらんです」などなど。投稿者であり猫マスターの響介さんにお話を伺いました。

■猫マスターに聞く

……そもそも猫ちゃんたちとのつきあいはどんなきっかけで?

野良猫たちの保護から始まりました。当時の私は貧乏な野良の作曲家で、当時はほぼワンルームのボロアパート暮らし。狭いお家でみっちりみんなで過ごしていました。

……なぜ猫ちゃんたちのための家を建築しようと考えましたか。

僕は猫たちにたくさんの幸せをもらいました。今の幸せな暮らしがあるのも猫ちゃんたちの癒しがあったからだと信じています。素敵な人生をプレゼントしてもらいました。世界で一番幸せな男にしてくれました。そんな幸せに恩返ししたいという一念で、猫たちが喜ぶ家を建築することにしました。

……猫家のコンセプトを教えていただけますか。

猫グッズがゴロゴロしているThe猫御殿のような家ではなく、オシャレなデザインでありながら、猫たちにとって嬉しい設計になっている。そんな家をめざしました。階段があり、2階建て、可能であれば3階建て、しきるドアもなくどこにいようが猫が自由についてきて、自由に移動できて自由に走り回れるオシャレなお家です。

……猫ちゃんたちのために特にこだわった部分は?

35.6畳のリビング、スケルトンの階段、テレビの裏側に用意したキャットスペース…あげるとキリがありませんが、やはりデカ窓でしょうか。アパート時代、マンション時代は窓がとても小さく、日向ぼっこすら難しいレベルでした。5匹がみんなゆとりをもって日向ぼっこできる大窓は、猫たちのお気に入りの場所になっています。

……ブログではかなり詳細に家づくりのプロセスを公開されていますね。

家を建てること自体は我が家の猫ファーストが目的ですが、記事を公開しようと思ったのはこの記事をきっかけに世の中の猫好きさんたちが猫用の家を建てるときの参考にして、さらに幸せな猫ちゃんたちを増やして欲しいと考えたからです。細かい値段や間取りまで大っぴらに公開しているのでぜひとも読んでみてください。

……将来、さらに猫ちゃんたちのために実現したい目標はありますか。

山を買って2軒目を建て、自然の中で猫が思う存分走り回れるようにしてあげたいと思っています。それまで猫ちゃんたちのために頑張って働きます。

▼猫のために家を建てる際に一番こだわったポイントをご覧ください。