女優の広末涼子が7日、東京・渋谷のNHKで行われた2023年度前期連続テレビ小説『らんまん』(4月3日スタート)の試写会に出席。朝ドラ初出演となる本作や、撮影地である高知県の県民性などについて語った。

  • 『らんまん』試写会開催

同作は連続テレビ小説の第108作で、日本の植物学の父・牧野富太郎がモデル。その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花やみずみずしい里山の情景とともに描く。主人公・槙野万太郎を神木隆之介、妻となるヒロイン・寿恵子を浜辺美波が演じる。

万太郎の母・ヒサ役を演じる広末は、高知県出身。「県民性として愛県心が多い」と言い、「私もある番組で高知ロケの撮影をした時に、マネージャーから『高知支局からお礼の連絡が来ました。高知の視聴率が34%でした、とか聞いたことない数字だと思った(笑)。でもそれくらい、『高知の広末が出ているから見よう』とかなる」と話した。

続けて「飛行機に乗って帰る時は、誰彼ともなく『おかえり』と言われる。家族でも親戚でも友達でもなくても『おかえり』と言われる。たぶん神木さんもそろそろ言われるようになると思う(笑)」と話すと、神木は「ぜひ言っていただいて。めちゃくちゃうれしい」とニッコリ。

広末がさらに「たぶん、神木さんも高知県人扱いされる(笑)。第二の故郷にしていただけたら」と提案すると、神木は「ぜひ。よろしくお願いします」と快諾した。

神木はまた、撮影序盤に高知県庁を訪問したことを振り返って「めちゃくちゃ拍手で、温かく迎えてくださった。僕、まだ1日しか撮影してないのにいいのかな? というくらい歓迎していただいた」と驚きを口に。「過去の作品でもお世話になっている。高知県という場所はすごくご縁がある」と述べた。

今回の試写会では、第1週 「バイカオウレン」の試写を実施。広末は「家族で号泣しました。1週目から本当に心温まる。チビ万ちゃんも言ったとおり、元気をもらえる、朝から1日頑張ろうとエネルギーを与えてもらえるような朝ドラになると思う」と本作への自信を口に。

万太郎の祖母・タキ役の松坂慶子は「私は、自分の怒る顔を見て、声をあげて笑ってしましました(笑)。『うわ、すごいっ!』と思って。ゴッドマザーのような強い女性を演じさせていただけて、新境地のような、この役に出会えてうれしかったです」と述べた。

試写会には槙野万太郎の子ども時代を演じた森優理斗 、制作統括の松川博敬氏も出席した。