女優の矢作穂香と俳優の犬飼貴丈がW主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』(ABCテレビ毎週日曜23:55~、テレビ朝日毎週土曜26:30~※TVerで第1話&最新話を見逃し配信中)は、天使のような新人人事コンサルタント・人見まもる(矢作)と、悪魔のようなブラック企業社長・佐京紫織(犬飼)が新人離職率100%の超ブラックアパレル会社「ジェットブラック」の大改革に挑むラブコメディ。今週放送の第8話では、いよいよ“マウント四天王”と呼ばれるモンスター社員の最後の1人で、“ラブ・ジャイアン”の異名を持つスミレこと美澄レイが主人公たちに牙を剥く。

女性社員を誘惑し、会社を史上最悪の危機に陥らせるスミレを演じるのは俳優の綱啓永。「抜群のルックスと美貌」を武器とするスミレ役を、綱がプレッシャーを感じず演じられた理由とは。“リアコ製造機”として意識しているファンとの距離感や「とてつもなく楽しかった」と語る8LOOMの活動についても話を聞いた。

  • 俳優の綱啓永 撮影:宮田浩史

    俳優の綱啓永 撮影:宮田浩史

■ファンとの距離は意識的に近く

――「関わった人は皆彼のものになる」と言われるほどの魅力を持つスミレですが、スミレと綱さんの共通点があれば教えてください。

“他人の変化に気付くこと”です。スミレはデザインの仕事をしていることもあって自然にできるのですが、僕は頑張ってやっています(笑)。新しいピアスを身に着けていたり、メイクが変わっていたり、そういうことに気付く男はモテるって言うじゃないですか。最近は“成功率”も上がって来たんです。

――成功と失敗があるんですか。

友達に「髪切った?」と聞いたとき、失敗は「切ってない」で、成功は「切った!」。最近は「よく変化に気付いてくれるよね」と言われるようになったので、成功が続いているなと感じます。

――その成功率が、綱さんが“リアコ製造機”と呼ばれる所以なのかもしれません。最近はご自身で“リアコ製造機”としての自覚もあると発言されていましたが、ファンの方との関わりなどで意識していることがあれば教えてください。

この発言について聞かれるの、めちゃくちゃ恥ずかしいですね(笑)。意識してファンの方との距離を近くしている分、「距離が近すぎるのは違う」という方もいらっしゃいますが、僕としては「推し」という存在とは距離が近いほうがうれしいファンの方も多いんじゃないかと。たとえばインスタグラムのストーリーの閲覧者に僕がいるだけでも喜んでくれるので、時間があるときはメンションをつけてくれた投稿をできるだけ見て、僕も「うれしいな」という気持ちにさせてもらっています。

■とてつもなく楽しかった8LOOMの活動

――昨年はTBSドラマ『君の花になる』から誕生した期間限定ボーイズグループ・8LOOMの最年長メンバーとして活動し、たくさんのステージに立ちました。率直に感想を教えてください。

とてつもなく楽しかったです……とてつもなく! 活動が終わってしまってとても寂しいです。8LOOMの活動を通して気付いたのは、歌が好きだということ。学生時代はカラオケ部と名乗れるくらいカラオケに行ってました。「盛り上がってるかー!」と地元の友達たち数人の前で叫ぶだけでも楽しかったのに、大きなステージで比べものにならない人数を盛り上げることができてすごく気持ちよかったです。でも、アーティストさんってこんな気持ちいいことをしてるんだと思う反面、裏に想像以上の努力があることを知りました。8LOOMはグループだったけど、ソロで活動しているアーティストさんはさらにすごい。この間もNOAのライブを見に行ったのですが、1人で盛り上げている姿が本当にかっこよくて、その裏にすごい努力があるのを知っているから、改めて尊敬の気持ちが大きくなりました。

――また綱さんの歌やダンスを見られる機会はありそうですか。

僕のダンスを好きだと言ってくれる方もいてうれしかったのですが、ダンスは難しい(笑)。歌以上にこれまでの積み重ねによるスキルの差を感じました。本当にやりたくなったらいつ始めても遅くないものだと思いつつ、現時点で予定はないですね。歌はいつかまた、ファンの方の前で歌える機会があればいいなと考えています。

――『ひともんちゃくなら喜んで!』のオープニングでは、綱さんのダンス姿が見られますね。

踊りやすいダンスなので、皆さんにも踊ってほしいです。見に行くのでぜひTikTokとかに投稿してください!