クラシエ薬品は1月30日、「ドライシンドローム」に関する調査結果を発表した。調査は1月6日~10日、全国20代~70代の男女200名を対象にインターネットで行われた。

  • 乾燥を感じる部位

    乾燥を感じる部位

ドライシンドロームとは、ドライマウス、ドライアイ、ドライスキン、ドライバジャイナ(膣の乾燥)などカラダの乾燥のことで、唾液や涙といった乾燥を防ぐ外分泌線の働きが弱くなっている状態を指す。

粘膜の乾燥は抵抗力の低下を招き、風邪や感染症のきっかけにもなるため注意が必要とされるが、調査によると、ドライシンドロームの認知度はわずか12.5%だった。

また、乾燥を感じる方に具体的にどの部位に乾燥を感じるか尋ねたところ、52%が「肌」と回答。次いで「口、のど」(41.5%)、「目」(33%)と続き、一部位の乾燥のみならず、乾燥の悩みは多岐にわたるよう。年代別で見ると、年齢を重ねるほど乾燥を実感している割合が高くなる傾向が見られ、60代以上では、乾燥の症状のある人の割合が92.5%にものぼった。

「ドライシンドローム」の原因は、主に空気の乾燥や加齢だが、ほかにも、スマホやパソコンによる目の酷使、睡眠不足、マスクによる口呼吸といった生活習慣や、更年期による女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌低下も関係しているという。また、外分泌線の働きは自律神経によって調整されているため、ストレスの多い現代社会で自律神経が乱れた結果、男性や若い人もドライシンドロームを引き起こすこともあるとのこと。

ドライシンドロームに該当する具体的な症状は以下のとおり。

  • ドライシンドロームに該当する具体的な症状

    ドライシンドロームに該当する具体的な症状