リンナイは11月30日、「冷え・ヒートショック」に関する意識調査の結果を発表した。調査は10月15日~17日、全国47都道府県20~60代の男女2,350名を対象にインターネットで行われた。

  • 入浴について

    入浴について

冬に気になる身体の不調について聞いたところ、「冷え」(54%)が最も多く、冷えが原因で、「不眠」(37%)や「肩こり」(36%)といったつらい症状に悩まされている人も。冷えの対策を聞くと、「温かいものを食べる」(60%)、「暖房器具を使用する」(58%)に次いで、「入浴する(全身浴)」(51%)が3位に。

そこで、入浴について聴取したところ、湯船の温度は「40℃」(34.4%)が最も多く、入浴時間は「10分~14分」(32.3%)や「5分〜9分」(27.1%)が多かった。

  • 「冷え対策テスト」

    「冷え対策テスト」

また、入浴科学者・早坂信哉氏監修のもと、入浴や睡眠方法をチェックする全9問の「冷え対策テスト」を実施したところ、3割が8問以上正解の「冷え対策優等生」であることが明らかに。

正答率が低かった設問は、「普段より長めに湯船につかる」(55%)、「最初から全身浴で肩までつかる」(39%)、「就寝の直前に入浴する」(34%)など。一方、正答率が最も高い設問は「電気毛布等を一晩中つけたまま眠る」で91%だった。

  • 自宅で冷えが気になる場所

    自宅で冷えが気になる場所

次に、自宅で冷えが気になる場所を聞いたところ、「脱衣所・洗面室」(54%)、「トイレ」(45%)、「浴室」(35%)が上位に。

また、暖房器具の悩みを聞くと、「光熱費が高い」(68%)がダントツ1位に。「電気代やガス代などの高騰を受け、入浴をシャワーだけで済ませることが増えましたか?」と聞くと、78%が「変わらない」と回答。シャワーだけで済ませることが増えた人は21%に留まった。

  • ヒートショック予備軍テスト

    ヒートショック予備軍テスト

続いて、冬に起こりやすくなるヒートショックについて、その認知度を調べた結果、66%が「よく知っている」「ある程度知っている」と回答。ヒートショックの対策について聞くと、「誰がいつ入浴しているか把握している」(46%)が最も多く、次いで「入浴する前に脱衣所や浴室を暖めている」(25%)、「入浴する前に声を掛け合っている」(21%)と続き、「浴室暖房乾燥機」の使用率は21%となった。

また、早坂氏監修の全9問「ヒートショック予備軍テスト」を実施した結果、65%が3問以上不正解の「ヒートショック予備軍」であることが判明。最も多い危ない習慣(不正解)は「湯船のふたをしてお風呂の湯を入れている」(57%)、続いて「寒い脱衣所・浴室でも我慢している」(54%)だった。