1997年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されている大ヒット作品、それが尾田栄一郎氏原作のバトルアクション漫画『ONE PIECE(ワンピース)』です。

連載開始から25年を経て、作中で前代未聞の大躍進を続けてきたルフィはついに海の皇帝と呼ばれる四皇の一員となりました。そこで今回は、最新の四皇について紹介します。さらに、歴代の四皇のメンバーや当時の懸賞金も一覧にまとめました。

『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する四皇とは

四皇とは、偉大なる航路(グランドライン)の後半の海に位置する、通称“新世界”で皇帝のように君臨する4人の大海賊のことです。

四皇は、海軍本部、王下七武海と並び三大勢力と呼ばれるほど影響力があると言われています。新世界に入った海賊たちが生き残るためには、四皇に従うか立ち向かい続けるかしかありません。

現在の四皇と懸賞金一覧

ワノ国での戦い決着後、最新の四皇と懸賞金額が以下のように確定しました(懸賞金額は2023年1月時点のもの)。

  • 赤髪のシャンクス 40億4890万ベリー
  • “黒ひげ”ティーチ 39億9600万ベリー
  • 千両道化のバギー 31億8900万ベリー
  • 麦わらのルフィ 30億ベリー

ここからは、それぞれの人物像や四皇入りの経緯を紹介します。

赤髪のシャンクス

赤髪海賊団の大頭でルフィの命の恩人。

頂上戦争・ワノ国決戦を経た現在、四皇では一番の古株となっています。幼少期は海賊王、ゴール・D・ロジャーの元で海賊見習いを経験し、海賊になってからは世界最強の剣士と言われるジュラキュール・ミホークとも互角に渡りあうほどの実力者です。

ルフィを助ける際に左腕を失っているものの、圧倒的な戦闘力と高精度の覇気・影響力の大きさから四皇の座に君臨し続けています。

“黒ひげ”ティーチ(マーシャル・D・ティーチ)

黒ひげ海賊団の提督で、闇の引力で能力者の力を封じることができる闇人間、ヤミヤミの実の能力者。

エースを政府に引き渡すことと引き換えに王下七武海入りを果たしますが、頂上戦争にて自ら脱退を宣言。その後は当時の四皇である白ひげに追い込まれますが、やがて白ひげを倒し、謎の手段で彼のグラグラの実の能力を奪い取りました。これによって黒ひげは作中で唯一、二つの悪魔の実の能力を持つ特別な存在になりました。

頂上戦争から1年後、白ひげ海賊団の残党を相手にした落とし前戦争に勝利した黒ひげは、白ひげの穴を埋める形で四皇入りを果たしました。

四皇入りした際の懸賞金は22億4760万ベリーでしたが、新四皇として新聞に載った際には懸賞金が39億9600万ベリーまで跳ね上がっています。おそらくこれは黒ひげの暗躍による結果だと思われますが、懸賞金アップの理由については明かされていません。

千両道化のバギー

肉体をバラバラに分離させ、自在に動かすことができるバラバラの実の能力者。

このバギー、幼少期はシャンクスとともに海賊王・ロジャーの船の見習いをしていました。

王下七武海、海賊派遣会社バギーズデリバリーの座長を経て、さまざまな手違いの結果、クロコダイル発案のクロスギルド社長となります。

クロコダイルは王下七武海制度の撤廃に対処すべく、ミホークとともに組織を設立しようと考えていました。そこで必要な費用を捻出するため借金を取り立てようと、高飛びの危険性がもっとも高いバギーの元へ向かいます。しかし返済の当てがなかったバギーは、会社設立を無償で手伝うと提案し部下に準備を進めさせました。その結果、バギーを慕う部下はまるでバギーが発起人であるかのような広告を作成し、確認も取らず世界にばらまいてしまうのでした。

これによってバギーは元王下七武海の2人を従えたと見られ、世界政府にとっての要注意危険人物と認定され四皇入りすることとなりました。

麦わらのルフィ(モンキー・D・ルフィ)

麦わらの一味の船長で、ゴムゴムの実改め、ヒトヒトの実モデルニカの能力者。

当時王下七武海だったクロコダイル、ゲッコー・モリア、ドンキホーテ・ドフラミンゴらを倒し、ホールケーキアイランドではビッグ・マム海賊団と激闘。それにより傘下を希望する海賊が増えたことなどが影響し“5番目の海の皇帝”と呼ばれるようになりました。

その後ワノ国でカイドウを倒したことが決定打となり、本人も意図しない驚異的なスピードで四皇入りしました。

歴代の四皇メンバーと当時の懸賞金

ここからはワノ国編以前の四皇と、彼らの当時の懸賞金を紹介します。

頂上戦争前

頂上戦争が起きるまでの四皇とそれぞれの懸賞金は以下のとおりです。

  • シャンクス 40億4890万ベリー
  • 白ひげ 50億4600万ベリー
  • カイドウ 46億1110万ベリー
  • ビッグ・マム 43億8800万ベリー

公開処刑が迫るエース奪還のためにマリンフォードで勃発した海賊と海軍本部の戦い“頂上戦争”で、白ひげが戦死。物語が始まって以来、初めて四皇の座に空席が生まれました。

白ひげ(エドワード・ニューゲート)

白ひげ海賊団の船長で、大地や海・大気を揺らすことができる地震人間、グラグラの実の能力者。

本来の戦闘力に強力な悪魔の実の能力が相まり“世界最強の男”と呼ばれるようになった大海賊です。頂上戦争の際には、当時の海軍本部元帥だったセンゴクに世界を滅ぼす力を持っているとまで言われていました。

頂上戦争にてエースとともに死亡。しかし、あまたの総攻撃を受けても膝をつくことなく、息子と呼ぶ仲間たちに感謝を伝えながら仁王立ちで息を引き取りました。逃げ傷を一切残さなかった幕引きは、四皇・世界最強の男の名に恥じない伝説的な最期となっています。

白ひげ死亡後

頂上戦争で白ひげが死亡した後は、新たに黒ひげが四皇入りを果たしました。現在よりも懸賞金が低い状態での選出となっています。

白ひげ死亡後の四皇とそれぞれの懸賞金は以下のとおりです。

  • シャンクス 40億4890万ベリー
  • 黒ひげ 22億4760万ベリー
  • カイドウ 46億1110万ベリー
  • ビッグ・マム 43億8800ベリー

ワノ国での決戦で、カイドウがルフィに、ビッグ・マムがユースタス・キッドとトラファルガー・ローに敗北し、長年四皇として君臨し続けた2人の席が同時に空席になりました。そこにルフィとバギーが選出されたことにより、新たな四皇が生まれたのです。

カイドウ

百獣海賊団の総督で、巨大な青い龍に変身する幻獣種・ウオウオの実の能力者。

どんな拷問も死刑も通用せず、自死すらもできない肉体を持つカイドウは、いつしか“最強の生物”と呼ばれる海賊となっていました。

ワノ国では、ルフィとの激闘に2度勝利しています。しかし、3度目の天上決戦でルフィが覚醒したことにより敗北。ワノ国の地下にある高熱のマグマ溜まりまで飛ばされ、ビッグ・マムとともに海底火山の噴火に巻き込まれました。

ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)

ビッグ・マム海賊団の船長で、自他の魂を操ることができるソルソルの実の能力者。

その強力な能力以外にも他を圧倒する覇気や規格外の戦闘力で、女性では唯一の四皇入りを果たしていました。しかし、ワノ国にてユースタス・キッド、トラファルガー・ローを相手に激しい死闘を繰り広げた結果、討ち取られたのでした。

「四皇」と「七武海」の違い

三大勢力の一角としてどちらも特別な存在に位置するのが「四皇」と「七武海」です。それぞれ名だたる海賊が在籍していますが、具体的にはどのような違いがあるのか簡単に紹介します。

七武海は世界政府公認の海賊で、懸賞金は取り外され討伐対象からも除外されます。その代わりに、政府からの要請には従い治安維持のために海軍に協力することが求められていました。

一方で四皇は、他の海賊と同じく懸賞金がかかっている討伐対象の海賊です。しかし戦闘力や傘下の海賊の多さ・国家規模の縄張りを持っていることなどから、その影響力は絶大で海軍であっても容易に手を出すことのできない警戒すべき勢力となっています。

そこで政府は万が一の時「四皇」を抑えるために協力を要請できる海賊の猛者たちを確保しようと考えました。そのえりすぐりの海賊たちが「七武海」です。

25巻の表紙が伏線だった?

四皇が現在の4人に確定した際、実は25巻の表紙が伏線になっていたのではないかと話題になりました。

空島編が収録された25巻の表紙に描かれたのは、新四皇となったシャンクス・黒ひげ・バギー・ルフィの4人でした。

彼らが表紙に描かれる事自体は不思議ではありませんが、そこまで目立った活躍をしたわけではないあのタイミングで4人そろって表紙になるというのは、今考えると意図的なものだった可能性があります。

『ONE PIECE(ワンピース)』は本編のみならず表紙や扉絵などにも数々の伏線を張っていることで有名な作品なので、もしかすると25巻の表紙は4人が新四皇になることをひそかに示していたのかもしれません。

なぜバギーは四皇入りできたのか

バギーの四皇入りは、クロスギルド設立の際の手違いが重なった結果であったことは先ほど紹介しましたが、実はそれ以外にも要注意人物に指定される背景がありました。

作中ではあまり目立った実績を残せていないバギーが、これ程警戒された理由をいくつか紹介します。

まず、見習いとしてではありましたが海賊王ロジャーの船にクルーとして乗っていたこと、そして早くから四皇入りし一目置かれていたシャンクスと旧知の仲だったことは注目を集めるのに十分過ぎる過去でした。

さらに、インペルダウン脱獄の首謀者と認識され、まさかの王下七武海入り。バギーは既にこの時点で、政府から重要人物と危険視されていました。

そこに前述したクロスギルド設立の際の勘違いが重なり、それらすべてが奇跡的に実力以上の立場を手に入れることにつながったのでした。

歴代の四皇メンバー強さランキング

マイナビニュース会員に「歴代の四皇メンバーの中で最も強いと思うキャラクター」を聞いてみたところ、このような結果になりました。

1位 麦わらのルフィ (36.2%)
2位 赤髪のシャンクス (20.5%)
3位 白ひげ (11.5%)
4位 ビッグ・マム (8.8%)
5位 “黒ひげ”ティーチ(7.7%)
6位 カイドウ (6.8%)
7位 千両道化のバギー (1.1%)

ここからは、マイナビニュース会員から寄せられた「強いと思う理由」を紹介していきます。

1位 麦わらのルフィ (36.2%)

・「主役は誰よりも強くなければならないと思っているので」(65歳男性)
・「何度も見たくなる強さ」(52歳男性)
・「絶対的な強さがあるから」(33歳男性)
・「仲間たちがいるので一番強いと思います」(59歳男性)
・「最強の実を食べてるから」(38歳男性)
・「海賊王になる男だから」(46歳男性)

2位 赤髪のシャンクス (20.5%)

・「ルフィと言いたいけど、今の時点ではまだシャンクスが強い。何と言ってもカッコいい」(40歳男性)
・「左腕を失ってもなお強い。ミステリアスなところもいい」(61歳女性)
・「カイドウと並ぶくらいの最強キャラで、カイドウとも引けを取らない力の強さと、まだ明らかにされていない未知の力を持っている」(61歳男性)
・「戦闘力と政治力ともに備えているから」(29歳男性)
・「作中で負ける、もしくは苦戦した描写がないから」(46歳男性)
・「出で立ちからも最強感があり、赤髪でのキャスティングであろう池田秀一さんの声ではより最強感が演出されるから」(50歳男性)

3位 白ひげ (11.5%)

・「あの巨体から繰り出されるパワーは四皇の中では最強だと思う」(52歳男性)
・「登場時は年齢が上だが、全盛期はロジャーとも対等に戦っていた」(44歳男性)
・「カッコよくて風格があるから」(44歳男性)
・「若い頃は一番強かったと信じてます。ひげもすばらしい」(46歳男性)
・「悪魔の実の能力が反則級」(48歳男性)
・「カリスマ性、統率力、圧倒する破壊力が凄まじい」(46歳男性)

4位 ビッグ・マム (8.8%)

・「身長が約900mもあり、ワノ国編では天に亀裂が入り、鬼ヶ島が崩壊すると言われた。巨大化してさらにパワーアップし、婆さんとは思えない怪力さ・タフさを備えている」(60歳男性)
・「魂を操ることができるから」(68歳女性)
・「見た目は四皇とは思えない風貌にも関わらず、喜怒哀楽の差が激しく、特に怒ったときや自分の気に入らないことに対しては容赦がないところが、本当の強さに思えてきます」(60歳男性)
・「巨人族の技も使えるから」(51歳男性)
・「精神的に安定していたら絶対に誰も敵わないと思っている」(63歳男性)
・「戦っていた様子からルフィがかなり苦戦した」(62歳男性)

5位 “黒ひげ”ティーチ(7.7%)

・「悪魔の実の能力が強いから」(45歳男性)
・「ヤミヤミの実とグラグラの実をもっていて強いと思うからです」(48歳女性)
・「白ひげのパワーを引き継いだから」(59歳男性)
・「白ひげの能力も得たから」(55歳男性)
・「悪魔の実を複数使えるから」(30歳男性)
・「複数の能力を持っているから」(55歳男性)

6位 カイドウ (6.8%)

・「人類最強とうたわれているから」(40歳男性)
・「ルフィはどんどん強くなってるし、周りのメンツも強くなってるのに、さらに強い」(48歳女性)
・「半端でない破壊力がある」(64歳男性)
・「単体では最強だと感じました。ルフィとの決着のときも赤鞘らからダメージを受けたうえでの戦いでしたし、万全の状態なら勝てなかったと思います。ただ、ルフィが神の力をフルに使いこなせればそれこそ無敵」(50歳男性)
・「竜になれる能力が強力だから」(60歳男性)
・「戦い方がパワフル」(62歳男性)

7位 千両道化のバギー (1.1%)

・「物語当初からの登場人物で実力と功績はだてじゃない」(46歳男性)
・「とても運が強いと思う」(35歳女性)

ワノ国編後に最新の四皇と懸賞金が決定

たった一人で小さな小舟に乗って海に出たルフィがわずか2年で四皇入りを果たし、ついに憧れのシャンクスと同じ高みまで登ってきました。その懸賞金も驚きの額となり、ルフィの成長を改めて実感させられます。

それと同時に物語は確実にゴールへと近づいてきました。新世界の皇帝の仲間入りを果たしたルフィが海賊王の夢をかなえる日もそう遠くないのかもしれません。ここからさらなる波乱が起こるであろう最終章にも、引き続き注目していきましょう。

調査時期: 2023年1月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計500人(男性: 379人、女性: 121人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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