1983年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった漫画『北斗の拳』(武論尊氏原作、原哲夫氏作画)は、80年代を代表する漫画の一つとして知られています。一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者・ケンシロウが繰り広げる激しいバトル描写に、当時の少年たちは釘付けになりました。

1984年にテレビアニメの放送が開始されると、ケンシロウが相手に死を告げる際に話す「お前はもう死んでいる」や、敵キャラが断末魔にあげる悲鳴「ひでぶ」などのセリフが好評を博し、「北斗の拳ブーム」はさらに加速していきました。21世紀に入った今なお根強い人気を誇っており、ケンシロウをメインキャラクターにしたパチスロや『北斗の拳』のスマホアプリなども展開されています。

本記事ではそんな不朽の名作漫画『北斗の拳』の作品中に登場する名言や名セリフを紹介します。

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  • 漫画『北斗の拳』に登場する名言を紹介します

    漫画『北斗の拳』に登場する名言を紹介します

『北斗の拳』のケンシロウの名言

「お前はもう死んでいる」

「きさまには地獄すらなまぬるい」

「てめえらに今日を生きる資格はねぇ」

「レイ…忘れはせぬ おまえもまたよき強敵(とも)シンと同じくおれの中に生きつづける」

「哀しみや苦しみだけではない おまえもぬくもりをおぼえているはずだ」

「子を捨て心を失ってまで この世になにを望む」

「天地を砕く剛拳もこの一握りの心を砕くことはできぬ」

「俺の墓標に名はいらぬ 死すならば戦いの荒野で」

第64代北斗神拳伝承者・ケンシロウは強大な力と弱者に寄り添う優しさを兼ね備えた戦士です。旅を続ける中で恋人のユリアを奪ったシンをはじめ、レイやシュウ、サウザー、そして世紀末覇者・拳王(ラオウ)らとの闘いを経て成長を続けていきます。幾度となく死線をくぐり抜けながらその度に強さを増していき、最後には勝利を収めるケンシロウの存在は、まさに世紀末に降り注ぐ一条の光と言えるでしょう。

『北斗の拳』のラオウの名言

「この拳王には無抵抗は武器にはならぬ」

「この血は涙 この一撃はおまえの悲しき宿命への兄の恨みの一撃と思え」

「意志を放棄した人間は人間にあらず」

「敗れて命を拾おうとは思わぬわ」

「心惹かれた女の情は男にとって最大の屈辱」

「わが生涯に一片の悔いなし」

北斗3兄弟の長兄にして比類なき強さを誇るラオウ。暴力と恐怖で乱れた世を統治しようとしたことから暴君のイメージを持たれる方もいるかしれませんが、ケンシロウと同じくユリアを愛し、実の弟・トキの不遇を嘆き涙を流したこともあります。絶対的な強さと心の奥底に秘める深い情こそがラオウの人気の秘訣でしょう。

『北斗の拳』のトキの名言

「だれかは知らぬが生兵法は使わぬことだ」

「愛するがゆえに見守る愛もある」

「激流に逆らえばのみこまれる むしろ激流に身をまかせ同化する」

「北斗神拳の戦いに二対一の戦いはない たとえ相手を倒したとしてもそれは勝利ではない」

「わたしの中に流れるラオウと同じ血はわたしにこの拳を会得させた いったはずだ あなたのすべてをめざしたと」

北斗3兄弟の次兄にしてラオウの実の弟・トキは北斗神拳随一の華麗な技の使い手です。世界が核の炎に包まれた際に死の病に冒されてしまいますが、その実力はラオウに勝るとも劣らないものがあります。「柔」の拳の使い手であるトキは、ラオウへの憧憬から「剛」の拳を会得し、そのラオウから武道家としての生命を絶たれました。

『北斗の拳』のレイの名言

「胸に七つの傷を持つ男 やつをみつけ殺すまではたとえ泥をすすってでもおれは生きのびる」

「おたがいに女の涙には弱いとみえるな」

「子どもの純真な目はだれよりも正確にものを見抜く」

「たとえ命をくれといってもおれは拒まん いってくれ 友の言葉としてきこう」

「ゆるさねえ てめえらの血はなに色だーーーーっ」

「こんな時代だ 男たちの命は短い しかし女は子を産みそして物語を語り継ぐ 男の戦いの物語を」

「おれは死んでいく身 マミヤの愛など求めぬ ただおれはマミヤのために死に あの女の心の中で生きていたいのだ」

「マミヤ どこまでも哀しい女よ ならばおまえのためだけに死ぬ男がひとりぐらいいてもいい」

レイは南斗六聖拳の一つ「南斗水鳥拳」の伝承者です。たった1人の妹・アイリを探す旅の途中でケンシロウたちと出会い、以後は行動を共にするようになります。ラオウに敗れ余命3日の体にされてしまった後は、残りわずかな命を愛するマミヤに捧げることを決意。マミヤに戦いを強いる原因となっている仇敵・ユダを撃破し、「義星」の宿命を果たして天に旅立ちました。

『北斗の拳』のサウザーの名言

「たしかに強くなった どうやらラオウがほれた素質がめざめたようだな」

「おれの拳南斗鳳凰拳に構えはない 構えとは防御の型 わが拳にあるのはただ制圧前進のみ」

「退かぬ 媚びぬ 省みぬ 帝王に逃走はないのだ」

「見ろこのガキを シュウへの思いがこんなガキすら狂わす 愛ゆえに人は苦しまねばならぬ 愛ゆえに人は悲しまねばならぬ 愛ゆえに」

「お…お師さん む…むかしのようにもう一度ぬくもりを」

「将星」の宿星で南斗聖拳最強の男であるサウザーは、北斗神拳同様に一子相伝の「南斗鳳凰拳」を駆使し、ケンシロウを苦しめました。幼いころから拳の才能にあふれ、誰よりも深い愛を持っていたサウザーでしたが、修行中のある悲劇がきっかけで残忍で冷酷非情な性格になってしまいます。

『北斗の拳』のジュウザの名言

「おれはだれにも縛られねぇ だれの命令もきかねぇ おれは喰いたい時に喰い のみたい時にのむ」

「おれはあの雲の様に自由気ままに生きる」

「わが拳は我流 我流は無型 無型ゆえにだれにも読めぬ」

「ラオウよ 生か死かどちらかしかない背水の拳の威は きさまが一番知っていよう」

「おれは雲 おれはおれの意志で動く ざまあみたかラオウ おれは最期の最期まで雲のジュウザ」

ジュウザは「慈母星」の宿星を持つ将を守る南斗五車星の1人で、ユリアの異母兄にあたります。端正なルックスで自由奔放な性格の持ち主ですが、その天賦の才で自ら磨き上げた我流の拳はラオウも一目置いているほどです。飄々とした振る舞いの中に秘めたある想いと唯一無二の強さというギャップもあり、主役級の人気を誇るキャラクターの一人です。

『北斗の拳』のザコの名言

「お おれはまだ死にたくねぇ 死にたくねえ~~~っ 死にたわっ」

「あは~いい気持ちだ~~ちにゃ」

「おやじ…や…やつらが…やつらやつら…つらつら つららら らあ」

「汚物は消毒だ~」

「あべし」

「ひでぶ」

『北斗の拳』の愛や怒りにあふれた名言・名セリフを紹介しました

漫画『北斗の拳』に登場する人物たちの名言・名セリフを紹介しました。バイオレンスな描写が幾度となく登場する作品ではありますが、そこに登場する人物たちのセリフは実に人間味にあふれたものが多く、だからこそ読む人の心に響くのでしょう。

各界の著名人にも『北斗の拳』ファンは少なくありません。例えば元横綱・稀勢の里が2019年に現役生活を締めくくる際に選んだ言葉「土俵人生に一片の悔いもございません」はラオウの名言「わが生涯に一片の悔いなし」からインスピレーションを得たものです。

本記事で『北斗の拳』の名言の数々に触れて魅力を再認識した方は、改めて作品を読み直してみてはいかがでしょうか。