JR西日本中国統括本部は、2023年3月18日のダイヤ改正で、山陽本線岡山~福山間にて朝の通勤・通学時間帯に列車を新設すると発表した。岡山エリアなどにおいて、山陽本線を中心に各線区で利用状況に合わせた運転区間・本数の見直しも行われる。

  • 山陽本線の普通列車に使用される117系

山陽本線岡山~福山間に新設される列車は上下各1本。下りは岡山駅7時13分発・福山駅8時21分着、上りは福山駅8時31分発・岡山駅9時32分着で運転される。朝の通勤・通学時間帯に列車を新設することにより、「乗車機会が増え、ご利用が便利になります」(中国統括本部)とのこと。

一方で見直しとなる列車もあり、現行の岡山駅8時55分発・糸崎駅10時23分着の下り普通列車は運転取りやめに。糸崎駅9時53分発・岡山駅11時22分着の上り普通列車は、糸崎駅から倉敷駅まで運転を取りやめる。ダイヤ改正後、岡山駅10時25分発・倉敷駅10時45分着の列車が設定される。

岡山駅以東の山陽本線でも、朝の時間帯に運転される現行の岡山駅7時27分発・万富駅7時50分着の上り普通列車、万富駅7時54分発・岡山駅8時18分着の下り普通列車(糸崎行)が土休日のみ万富~岡山間で運転取りやめとなる。その他、宇野線茶屋町~宇野間で昼間時間帯に運転される上下各2本の運転取りやめ、福塩線福山~府中間で昼間時間帯に運転される上下各1本の運転取りやめ、呉線三原~広間で上り1本の運転取りやめと上下各1本の運転区間短縮(現行の糸崎・三原~広間から安浦~広間に変更)など予定しており、各線区で列車の見直しにともない運転間隔の調整が行われる。