■今年も特撮ヒーロー発の逸材がズラリ
6人目は、すでにデビュー10年目を迎える荒木飛羽(17)。幼いころから『好きな人がいること』(フジ系)などのさまざまな作品で主要人物の幼少期を演じていたが、大人俳優としての存在感をジワジワと高めつつある。
昨年は『愛しい嘘~優しい闇~』(テレ朝系)に出演したあと、『少年のアビス』(MBSほか)で主演を務め、『ザ・トラベルナース』(テレ朝系)では悲劇の大学生を熱演して視聴者の涙を誘った。さらに映画『耳をすませば』、Netflixの『First Love 初恋』にも出演するなど活動フィールドは広がっている。
7人目は、一昨年9月から昨年8月まで『仮面ライダーリバイス』(テレ朝系)に出演していた日向亘(18)。今年はいきなり日曜劇場の大型ドラマ『Get Ready!』(TBS系)の主要キャストとして天才ハッカー役を演じる。2019年の『ホリプロ メンズスターオーディション』グランプリ受賞から約4年、順調にステップアップしてきただけに、仮面ライダーが終了した今年、どんな姿を見せてくれるのか興味深い。
8人目も、特撮ヒーロー出身の駒木根葵汰(22)。2021年にスーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレ朝系)で主演を務めたあと、翌年の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(テレ朝系)にも連続出演している。昨年はさらに『商店街のピアニスト』(BS松竹東急)で主演を務めたほか、深夜の帯ドラマ『差出人は、誰ですか?』(TBS系)、さらに『クロサギ』(TBS系)にもゲスト出演。今年も1月期の『星降る夜に』(テレ朝系)、3月公開の『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』に出演するなど、これまで以上の活躍が期待できそうだ。
9人目は、2017年の『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』グランプリを受賞した綱啓永(24)。彼も2019年のスーパー戦隊シリーズ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレ朝系)への出演歴を持ち、『顔だけ先生』(東海テレビ・フジ系)、『この初恋はフィクションです』(TBS系)で学園ドラマの経験を積むなど、順調な俳優人生を歩んでいる。昨年は『君の花になる』(TBS系)でボーイズグループ・8LOOMのメンバーを演じたほか、『武士が、マックで店員になった件。』(関西テレビ・フジ系)、『モトカレ←リトライ』(MBSほか)などにも出演した。
10人目は、映画『20世紀少年』で主人公・ケンジの幼少期を演じるなど子役としての活動歴が豊富な西山潤(24)。毎年数本のコンスタントな出演を重ねて迎えた2021年、『ドラゴン桜』(TBS系)で愛きょうたっぷりのヤンキー生徒役を演じて注目を集めた。昨年は『卒業タイムリミット』(NHK)、『初恋の悪魔』(日テレ系)にレギュラー出演。現在はコメディのイメージが強いものの、何でも演じられる万能型の主演俳優になりそうな気配がある。
いずれも単なるイケメンではなく、演技経験、存在感、可能性を秘めた俳優ばかり。ブレイク間近の若き俳優たちを一年間追いかけてみてはいかがだろうか。