これまで美川憲一や水前寺清子など、本気の扮装で出場してきた桶川市の小野克典市長は、MISIAになって「アイノカタチ」を披露。その完成度の高さに、出番前から舞台裏の出場者たちの間で大きな話題となっており、本人も「今年はだいぶ上出来なほうだと思いますね」と自信をのぞかせる。
ここまで扮装にこだわるようになったのは、「(以前披露した)『マツケンサンバ』でだいぶ話題を呼んだらしくて、それからテレ玉さんのほうから声をかけていただくようになったんです。自分は歌が上手くないので、イロモノ枠みたいな感じだと思うんですけど、そういうことでお声をかけていただく以上は期待に応えたいので、自分なりにコンセプトを決めながらやっています」とのこと。
そんな中、今回「アイノカタチ」を選曲したのには、「5年前に脳出血をやって、左手足にマヒが残っている中でも、災害対策、コロナ対策、街づくり事業といったいろんな仕事を何不自由なくできましたし、こうやって『歌謡祭』で歌えるというのは、やっぱりいろんな人の愛に支えられてるんだなと普段から感じていて、それに対して“ありがとう”という感謝の気持ちを込めながら歌えそうだなと思ったんです」と、熱い思いがあった。
しかし、本番の歌唱では思わぬハプニングが発生し、「久しぶりの有観客の舞台だったものですから、無意識に緊張していたのかもしれませんね。普段のカラオケと違って生演奏というのも、そっちの音に集中しちゃうんで」と釈明。
自己採点は、「歌は落第点だと思いますけど、バレエダンサーとコーラスの人たちがその分を埋めてくれたので、及第点には行ったのかなと」と、ここでも支えてくれる人たちへの感謝を述べていた。
■『第31回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』出場者
1:東京ガスネットワーク(株)・細田千恵埼玉支社長【初出場】/森山直太朗「さくら(独唱)」
2:深谷市・小島進市長/ピンキーとキラーズ「恋の季節」
3:(株)埼玉りそな銀行・福岡聡社長/猿岩石「白い雲のように」
4:埼玉県議会・中屋敷慎一議長【初出場】/エスカネーチャンズ「エスカレーター乗ったら NON! NON! WALK」
5:(株)拓洋・鈴木俊一会長/鈴木俊一(オリジナル)「この愛」
6:戸田市・菅原文仁市長/サンボマスター「できっこないを やらなくちゃ」
7:宮代町・新井康之町長【初出場/町村会推薦】/松村和子「帰ってこいよ」
8:(株)サイサン・川本武彦社長/矢沢永吉「IT'S UP TO YOU!」
9:(株)セキ薬品・関伸治会長【初出場】/「マイウェイ」
10:(株)コマーム・小松君恵会長【初出場】/小松将人「ちがうから☆ワクワク」
11:桶川市・小野克典市長/MISIA「アイノカタチ」
12:(株)馬車道・木村徳治名誉会長/石原裕次郎「泣かせるぜ」
13:川口市・奥ノ木信夫市長/ザ・フォーク・クルセダーズ「若い加藤和彦のように」
14:ケアハウス和みの里・山中和子理事長/舟木一夫「高校三年生」
15:さいたま市・清水勇人市長/ダ・カーポ「野に咲く花のように」
16:(株)清水園・清水志摩子社長/「心はるかに」
17:埼玉県・大野元裕知事/井上陽水奥田民生「ありがとう」
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