日本証券業協会は12月21日、NISA口座開設・利用状況調査(2022年9月30日現在)の結果を発表した。それによると、2022年9月末の証券会社のNISA総口座数は1,144万口座となり、2021年末(1,108万口座)と比べて3.2%増加した。

口座数、20歳代~50歳代を中心に増加

  • 証券会社におけるNISA口座数の推移(出典:日本証券業協会Webサイト)

内訳は、つみたてNISAが2021年末比37.6%増の466万口座、一般NISAが同11.9%減の678万口座。一般NISAは、番号未告知者の残高のない勘定未設定口座が2022年1月1日をもって税法に従い廃止され減少したが、2022年1~9月に22万口座以上が新たに開設されたという。

つみたてNISA口座開設者における投資未経験者の割合は同1.9ポイント増の89.1%。一般NISA口座開設者における投資未経験者の割合は同1.9ポイント増の49.3%となった。

年代別のNISA(一般・つみたて)口座数をみると、特に30歳代(233万口座)と40歳代(226万口座)で多かったほか、20歳代~50歳代を中心に増加傾向がみられた。

2022年勘定におけるつみたてNISA口座での買付額は、2022年9月末時点で6,530億円。累計買付額は1兆6,322億円で、2021年末から66.7%増加した。

2022年鑑定における一般NISA口座での買付額は、2022年9月末時点で2兆3,099億円。累計買付額は19兆5,242億円で、2021年末から13.4%増加した。

年代別のNISA(一般・つみたて)新規買付額は、30歳代(4,817億円)と40歳代(4,959億円)で大きい結果となった。