京阪ホールディングス、京阪流通システムズ、京阪建物は、樟葉駅隣接のショッピングモール「KUZUHA MALL」のリニューアルを実施すると発表。「KUZUHA MALL」内の「SANZEN-HIROBA」において、2023年春から5000系の復刻展示など開始することも発表された。

  • 「SANZEN-HIROBA」全体イメージ

「KUZUHA MALL」のリニューアルは来年春から秋にかけて実施。「SANZEN-HIROBA」では、通勤用5扉車として愛された京阪電気鉄道の車両5000系のうち、先頭車(5551号車)の半両分を新たに展示する。車外塗装や座席色など、車両内外の設備を1970年のデビュー当時の姿に復刻するほか、座席昇降できる形で保存するという。

あわせて「SANZEN-HIROBA」内に調光・調色が可能な照明とスピーカーを設置。新たに設置する5000系と、従来からある旧3000系に光と音の演出を行うとともに、一定時間ごとに鉄道が疾走しているかのようなエフェクトを加え、躍動感あふれる車両展示とする。

5000系と同時に、2600系の車両先頭部分のカットモデルも設置される。車両前で写真を撮ると、線路などが立体的に出現する3Dトリックアートも床面に設置するという。

  • 「SANZEN-HIROBA」車両展示イメージ

  • 「KUZUHA MALL」正面全景

「SANZEN-HIROBA」では今後、電車にちなんだワークショップや参加型イベントを充実させるとともに、京阪電気鉄道が所有する鉄道模型や路線図などの展示品を定期的に入れ替え、「何度でも訪れたくなる空間」をめざすとしている。