女優の山本舞香と瀧本美織が11月某日、ダブル主演を務める読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『Sister』のクランクアップを迎えた。最終話はきょう22日(毎週木曜23:59~)に放送される。

  • 左から溝端淳平、山本舞香、瀧本美織、佐藤大樹=読売テレビ提供

“秘密”と“裏切り”の連鎖を描いた人気電子コミック『Sister』(原作:あやぱん、漫画:蜆ツバサ)を映像化する同作は、登場人物たちの“裏の顔”が暴かれる中で絡み合うノンストップ・ラブサスペンス。連続ドラマ初主演の山本が妹・凪沙役、瀧本が姉・沙帆役、溝端淳平が現在凪沙の夫である陽佑役を演じている。

先にクランクアップを迎えたのは瀧本。姉妹そろってのレストランでのシーンがラストの撮影となった。花束を贈られ、涙ぐみながら話す瀧本に山本が寄り添い抱き合うなど、2人の絆が垣間見える瞬間に。同日夜に山本もクランクアップ。溝端とそろっての撮影を終えてのクランクアップに、瀧本、羽瀬昊汰役・佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)も駆けつけ、賑やかな現場となった。 瀧本から花束を渡され、初主演を終えた山本の目にも涙が。

「終わった実感がわいていない」という山本は、「現場が楽しすぎて、明日もあるんじゃないかな、朝6時起きなんじゃないかな、と思うくらい(笑)。本当に大変な現場でしたが、そのいろんな大変さを乗り越えてひとつになれたんじゃないかなと思います」と充実の日々を振り返る。「心が折れそうな時もありましたが、現場にくるとみんな笑顔で楽しく撮影していて、その姿を見て座長としてもっと頑張らなきゃと思ったり……」と葛藤を明かしながらも「座長としてちゃんとできているか少し不安に思っていましたが、 お姉ちゃんの顔を見ると、この作品を一緒に頑張っていきたいな、素敵なものを作りたいな、という思いをすごく感じて頑張れました」と瀧本の存在が支えになっていたと話した。

瀧本は出演が決まったときのことを「とても生半可な気持ちではできないと思い、とにかく何が何でもやりきろうと自分の中で覚悟を決めて撮影に挑みました」と回顧し、「心が折れそうなことも何度もありましたが、自分が今持てる力を全て出し切ったので後悔はないです! 沙帆という役は、演じていて本当に精神的にきつかったこともありましたが、私にとって大好きな役です。時に恐く、時にエキサイティングに沙帆という役を皆さん一緒に作ってくださって、ありがとうございました」と沙帆役をやりきったと話す。そして「舞香のお姉ちゃんになれて、本当に幸せでした! 2人だから乗り越えられたことも本当にたくさんあったので、感謝しています」と山本への感謝を述べた。

先週、第9話のラストでは沙帆と凪沙が再び対峙。最終回では、「どこまで私を苦しめれば気が済むの!」と怒る凪沙に、沙帆は永遠に気が済む日は来ないと告げ、桧山(永井大)とのつながりを明かす。そんな中陽佑は、沙帆の本当の思惑を話し出す。自分が怯えていたのは、姉ではなく自分自身であったことに気がついた凪沙。自分は陽佑にふさわしくないと、離婚届を置いて家を出て行ってしまう。