カタールW杯に出場したサッカー日本代表の長友佑都と遠藤航が21日、都内で「メンタルモンスター×デュエルモンスター」スペシャルトークイベントを開催。それぞれがカタールW杯や自著、プライベートなどについて語り、長友は話題の“ブラボー!”の反響について「アモーレ以上」と語った。

  • 遠藤航と長友佑都

長友は、会場入りから観客に向けて「ブラボー!」と連呼。強豪国のスペインとドイツを破ってベスト16入りする快挙を達成し、カタールから日本へ帰国した際には「『ブラボー!』とたくさんの方に言われた」と振り返ってにっこり。会場のファンの質問に回答する際には「全力のブラボーを」とおねだりされ、大声で「ブラボー!」と応え、会場から拍手を浴びた。

今大会を振り返って「4回経験させてもらっていますけど、一番興奮した、楽しい大会でした」とにっこり。“ブラボー!”は狙っていたのか聞かれて「あれはとっさに出ました。2回目のスペイン戦のときは『だいぶブラボー! がバズってる』と聞いたので、あえて出しました。(ドイツ戦後の)1回目のときは試合後すぐインタビューだったので、試合の興奮のままインタビューしちゃいました」と笑った。

妻でタレントの平愛梨との交際が発覚した2016年に話題になった“アモーレ”と比べて反響を問われ、「アモーレありましたね……」と苦笑。「今回はアモーレ以上と感じています。どこに言っても『ブラボー!』『ブラボー!』と言われる。W杯はそれだけ影響力があって、偉大な場所なんだなとあらためて感じました」と話した。

また、スペイン戦で自身の代わりに後半からウイングバックに入った三笘薫に「感動した」と言及。「彼が本当に魂こもった守備をしていた。スライディングしたりシュート決めたり……。泥臭くやっている姿に心打たれた。『すげえな、あいつ』と思った」と舌を巻いた。

メンタルとは何か、と問われると「夢や目標を達成するのに最も重要なアイテム。メンタルの強さを取得すれば、夢や目標によりつながっていくし、確実に成長を遂げる。そういった意味で、生きる上で最も重要なもの」と持論を語った。

また、サインをもらいたいW杯選手を問われて長友は「唯一もらいたいのは、メッシ。王道だけど、メッシさんのキャリアはすごすぎた。全てものにしたよ。あれは人間ではないね。神様だね。メッシさんにはサインもらいたい。王道だけどね。どっかメディアを通して伝わらないかな(笑)。メッシから送られてきたら興奮する」と高揚した表情に。

そんなメッシが活躍したアルゼンチン対フランスの決勝戦に「衝撃を受け、エネルギーをもらった」と興奮をあらわに。他方、現在トレーニングをまったくしないで休む自身の今後については「自分が走りたいと思うまで、いったん休みたい」と言うにとどめ、「道を決めたら、熱い情熱的な長友佑都を見せたい」と誓った。

長友から「キャプテン、興味あるのかな?」と代表の次期主将をすすめられた遠藤は「興味あるかないかで言ったらもちろんあります。自分のキャリアのなかでもキャプテンを務めることはすごく多かったので。でも、いつも言っているんですけど、キャプテンは自分がなりたいと思ってなれるわけではない。まわりの選手や監督から信頼されている選手が選ばれるやるべき。それが自分であれば、そんなに光栄なことはない。チャレンジしたいと思います」と答えた。

現在、長友は新刊「[メンタルモンスター]になる。」(幻冬舎)を、遠藤は「DUEL(デュエル) - 世界に勝つために『最適解』を探し続けろ -」(日本ビジネスプレス)をそれぞれ発売中。同時期の発売に合わせ、2人は多数の一般客を招いて本イベントを敢行した。