JR九州は20日、小倉総合車両センターにて、2024年3月頃で運行終了となる「SL人吉」の蒸気機関車8620形58654号機が整備される様子を見学できる「SL人吉 整備中車両見学会」を2023年の1月28日と2月11日に開催すると発表した。この見学会では、廃車解体のため小倉総合車両センターに入場中のキハ66・67形の見学・撮影も行える。

  • 2024年3月頃の運行終了を予定している「SL人吉」(JR九州提供)

「SL人吉」を牽引した蒸気機関車8620形58654号機の定期検査は今回が最後とされ、整備のため分解された状態の蒸気機関車を小倉総合車両センターの屋内で見学できる貴重な機会になるとのこと(参加日によって車両の組立状態が異なる)。1月28日・2月11日ともに午前の部(10~12時)・午後の部(13時30分から15時30分まで)の2回開催され、各部48人の参加を募集する。

キハ66・67形の見学・撮影は屋外で行われる。外観のみ見学でき、車内の見学はできない。「キハ66-12」「キハ67-12」の編成が展示される予定だが、前照灯点灯や方向幕変更などの要望には応えられないとのこと。

  • 検査中のため分解された状態の蒸気機関車(JR九州提供)

  • ハウステンボスのカラーリングを施した「キハ66-12」「キハ67-12」の編成を展示予定

参加費用は2万円(大人・こども同額)。12月21日9時から「JR九州トラベルデスク(STORES予約)」サイトで申込みを受け付ける。参加対象者は小学生以上とされ、小・中学生が参加する場合は保護者の同伴(人数分の予約)が必須。高校生以上は1名のみでの参加できるが、18歳未満は親権者の同意が必要となる。参加特典として、「58654号百歳記念タンブラー」(サーモス製ステンレスタンブラー・450ml)が1名につき1つプレゼントされる。