女優の宮沢りえが18日、神奈川県内で行われた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の取材会およびトーク&パブリックビューイングイベントに、主演の小栗旬、小池栄子、坂口健太郎、宮澤エマ、菊地凛子、山本耕史とともに出席した。

  • 宮沢りえ

本日最終回を迎えた『鎌倉殿の13人』は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。三谷幸喜氏が脚本を手掛けた。

義時の継母・りく役を演じた宮沢は「撮影は1年半ぐらいに及んだのですが、最初は平和な北条家が希望と絶望を繰り返し、本番中はもちろん、撮影の合間でも心に焼き付くような場面がたくさんあって、それが今日締めくくるんだと思うととっても寂しいから、もう1回、1年半前からやりたいなという気持ちもあります」と心境を語った。

また、撮影初日の自分に言葉をかけるなら? と聞かれると、「ダークサイドのほうの役をやるのが初めてに近かった。歴史上とても悪女だと皆さんもご存じだったので、好感度を大事にしている私にとっては、大丈夫なのかなと思っていましたけど……」と冗談交じりに話して笑いを誘い、「『別のファンが増えたよ』って。今までとは違う役で戸惑いも最初はあったんです。自分にできるのかどうか。やっていくと三谷さんマジックでただの悪では終わらず人間としてチャーミングに描いてくださっていたので、『思い切ってやっていいよ。好感度が意外と下がらなかったよ』って」と笑顔で語った。

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