元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が2日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也公式チャンネル】』に出演。動画「“プロ野球界最強のエース”は誰だ!? 豪華選考委員たちが選んだのは…【フルタの方程式AWARDS】」内で、プロ野球の歴史の中で“一番スゴい”と思う先発投手を明かした。

古田敦也氏

同チャンネルでは今回、プロ野球の歴史の中で“一番スゴい”と思う先発投手を選出する企画を実施。すると、古田氏は「92年の日本シリーズの岡林(洋一)」とピンポイントに指名する。

1990年にドラフト1位でヤクルトに入団した岡林氏。ルーキーイヤーの91年は45試合に登板し、12勝6敗12セーブを記録。翌92年は34試合の登板で23先発、15勝10敗、防御率2.97という成績を残している。

また92年の日本シリーズ・西武ライオンズ戦では、第1・4・7戦に先発登板。いずれも完投しているのだが、この時キャッチャーを務めていたのが古田氏で、「日本シリーズで30イニング投げてるんですよ。こんなやつ(もう)出てこないです。3回投げて、その平均が10イニングですから」とそのタフネスっぷりを称賛。

そして「先発の時は140キロから145キロぐらいのストレート、スライダー、フォーク、カーブ、丁寧に低めにきっちり投げる。非常に丁寧な(ピッチングスタイル)」「人間的にも細かい丁寧な」「この時の岡林は“これぞエース、よく頑張ってくれた”っていうね」と続けながら、「忘れてほしくない、みんなに」としみじみと語っていた。