7日、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)のファンミーティングが東京・渋谷のNHKホールにて開催され、主演の小栗旬(北条義時役)をはじめ、新垣結衣(八重役)、坂口健太郎(北条泰時役)、梶原善(善児役)、金子大地(源頼家役)、柿澤勇人(源実朝役)、芹澤興人(江間次郎役)、音楽を担当したエバン・コール、司会としての迫田孝也(源範頼役)、赤江珠緒が出席した。

  • 小栗旬と新垣結衣

4万人という観覧希望者のなかから、31倍という倍率を勝ち抜いたファンが詰めかけたファンミーティング。小栗に続いて登場した新垣は、自身が出演しているときの義時から、大きく変化してしまった現在のダーク義時について「本当に心苦しいです」と元妻の立場で発言すると「途中まではもどかしい気持ちだったのですが、ここ2~3週はもどかしさを通り越して、もう止められないのだなという悲しさと諦めの気持ちでした」と感想を述べる。

クランクアップ後も自宅で八重の気持ちでオンエアを観ているという新垣は「多分八重さんが生きていても、義時はいまのような感じになってしまったんじゃないかな」と感想を述べると、小栗は「八重さんがいてくれたらそうなってはいないと思います。きっと小四郎は伊豆に帰っていますよ」と反論。しかし新垣は「いや、八重さんがいたときから小四郎さんは頼朝さんには逆らえなかったじゃないですか」と発言すると、小栗は苦笑いを浮かべていた。

また義時の3番目の妻となるのえ(菊地凛子)に対して、前妻と比較して失礼な発言を繰り返す義時に、新垣は「あれはちょっと……」と口ごもると、小栗も「本当に義時の態度は失礼でしたね。のえさんが可哀そうでした」と追随する。新垣も「(以前の妻と)比較してはダメです。違う人間なのですから」と重ねて義時の発言を諫めると、小栗も「おっしゃる通りです」とタジタジだった。

その後、八重と義時の長男・金剛(のちの北条泰時)役の坂口が登場。新垣は「びっくりするぐらい大きくなりましたね」と笑顔を見せると「オンエアを観ていて、金剛の子供時代を演じていた子と坂口くんの雰囲気が似ていて、こんなに大きくなったんだなと感慨深い気持ちになりました。金剛は唯一の救いなので、頑張ってほしいと思っています」と母親目線で発言していた。

いよいよ物語はラストを迎える。新垣は「番宣でもここからドラマが始まると言っているので、あと2回が楽しみです」と語ると「私にとって初めての大河ドラマが『鎌倉殿の13 人』の八重という役だったことは幸せでした」としみじみと語っていた。

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