宇都宮市は26日、「ライトライン」の試運転を宇都宮駅東口~平石間で11月17日から開始すると発表した。11月26・27日の2日間、宇都宮駅東口停留場で「ライトライン」を特別展示する「出張ライトライン見学会」の開催も発表された。

  • 宇都宮駅東口~平石間で11月17日から「ライトライン」の試運転が開始される

「ライトライン」(HU300形)は栃木県の宇都宮市と芳賀町を結ぶLRT(次世代路面電車システム)の車両。芳賀・宇都宮LRT事業では、宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間(約15km)を優先整備区間として整備を進めており、2023年8月の全線開業を見込んでいる。

このうち宇都宮駅東口~平石間について、今月末に工事が完了することから、「ライトライン」による試運転が開始されることとなった。11月17日から始まる試運転に関して、「安全に開業・運行できるよう、ライトラインが本線上において支障なく走行できるか確認を行うものです」と説明。安全面に配慮しつつ、試運転と習熟運転を段階的に行うとしている。全線(宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間)での試運転は2023年4月以降の開始を予定している。

  • 「ライトライン」(HU300形)の車内

11月26・27日の「出張ライトライン見学会」は、宇都宮駅東口のまちびらきイベントに合わせて開催され、宇都宮駅東口停留場で「ライトライン」の特別展示を行う。11月26日は11~18時、11月27日は10~18時に開催され、車内を見学できる時間の目安は15分程度とされている。誰でも無料で参加可能だが、当日の混雑状況等により、整理券の配布や入場制限を行う場合がある。整理券は配布枚数に達し次第、受付終了する。