インタセクト・コミュニケーションズは10月18日、「日本旅行に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は9月14日、中国における25歳以上を対象に行われたもの。有効回答数は998件。

  • 海外旅行が再開したら、どこへ行きたい

まず、疫病が終わった後に日本への観光ビザが再発行されてからどのくらいのタイミングで旅行するか聞いたところ、「コロナ解除後3ヶ月以内」が31.7%で最も多い結果となった。「6ヶ月以内」は30.8%、「すぐ行く」は7.1%で、合わせて約7割が6ヶ月以内に日本への旅行に興味を示した。

また、日本への旅行の際の旅行保険への加入については、「常に加入している」が53%、「たまに加入している」が33%と、加入する人は全体の86%を占めた。「コロナ保険」に関しては51%が「1日100元(約2,000円)以下なら加入する」、45%が「1日50元(約1,000円)以下なら加入する」と回答している。

海外旅行が再開したらどこへ行きたいかを尋ねてみると、「ヨーロッパ」が26.0%で最も多く、次いで「日本」が23.2%、「タイ」が18.3%、「韓国」が16.8%で続いた。行ってみたい日本の観光地については、「富士山」(19.1%)、「北海道」(18.5%)、「東京」(17.1%)が上位となっている。

旅先を選ぶ基準を尋ねたところ、「買い物に便利な場所」が9.3%であったのに対し、「自然を感じる場所」が22.1%、「景色の良いところ」が20.4%、「体験ができるところ(アウトドア活動など)」が5.0%となり、都心よりも郊外の観光地に対する関心が高い傾向が見られた。日本でしたい事についても、「自然の風景を楽しむ」「地元の名物を食べる」「温泉」が上位に。

  • 旅先を選ぶ基準

ツアーの方法に関しては、旅行代理店などが航空券、ホテルなどを手配する「半自由旅行」が33.3%で最多となり、「個人旅行」が29.0%で次いだ。

海外旅行での不安な要素については、「言葉が通じないこと」(26.4%)、「中国語の表記が足りない」(12.0%)が上位となった。決済方法は、「積極的にWechat Payやアリペイ等の電子決済を使いたい」(43.3%)や「電子決済、クレジットカード、現金の順番に使用」(24.0%)が多数となっている。