キハ183系「ノースレインボーエクスプレス」の運行終了(2023年春の予定)に先立ち、11月3日から道内各方面へメモリアル運転を行うと発表した。メモリアル運転は各方面を走った懐かしの列車名で行う。

  • 「ノースレインボーエクスプレス」は2023年春をもって運行終了する予定

11月3日は「はこだてエクスプレス」として、札幌駅から函館駅まで1往復運転。函館本線・室蘭本線・千歳線を経由し、上り列車(函館行)は森駅から大沼駅まで渡島砂原駅経由、下り列車(札幌行)は駒ケ岳駅経由で運転を行う。11月12~13日は「まんぷくサロベツ」の列車名で、札幌~稚内間を運転。11月12日に札幌発稚内行、11月13日に稚内発札幌行として、2日間かけて1往復運転する。

11月19~20日は「流氷特急オホーツクの風」の列車名で、札幌~網走間を運転。11月19日に札幌発網走行、11月20日に網走発札幌行として、2日間かけて1往復運転する。11月26~27日は「ニセコ」として、札幌駅から函館駅まで函館本線経由で運転。各日とも1往復の運転となる。

各列車において、かつて乗務していた客室乗務員の制服を着用したスタッフ(過去に乗務していた客室乗務員ではない)により、乗車証明書がプレゼントされる。乗車証明書は運転日・行先ごとに異なり、全10種類のデザインを用意する。

全国のおもな駅の「みどりの窓口」などで一般発売を行うほか、各旅行会社がツアーとしての販売も行う。なお、JR北海道によれば、「ノースレインボーエクスプレス」車両を使用し、一般発売を行う観光列車としての運転は、11月のメモリアル運転が最後になるとのこと。車両のラストランとしては、2023年4月に旅行会社専用の団体貸切列車を計画している。

メモリアル運転に合わせ、11月3日から「いまこそ輝け! 北のキハ183系記念入場券」のメモリアルバージョンを発売する。1枚200円で、キハ183系が走った全道10駅(網走駅、北見駅、遠軽駅、上川駅、旭川駅、札幌駅、函館駅、釧路駅、帯広駅、稚内駅)で2023年3月31日まで販売する。