女優の宮澤エマが、10月12日スタートのテレビ朝日系ドラマ『相棒season21』(毎週水曜21:00~、初回拡大スペシャル)に出演することが21日に明らかになった。

  • 宮澤エマ=テレビ朝日提供

水谷豊演じる杉下右京の初代“相棒”、亀山薫こと寺脇康文が14年ぶりに復活することで大きな話題を呼んでいる『相棒 season21』。初回拡大スペシャル「ペルソナ・ノン・グラータ」では、数々のドラマやミュージカルなどで活躍する宮澤が「サルウィン親善使節団」のメンバーであるミウ・ガルシアを演じる。ミウは反政府運動のリーダーであるアイシャ・ラ・プラントをサポートする立場にいる女性。アイシャとは幼なじみで共に薫が作った学校で学んだ仲だが、来日直後アイシャが何者かに命を狙われることになり、苦悩することに。“サルウィン親善使節団”の中心人物で優しく思いやりのあるアイシャ役はサヘル・ローズが演じる。

記念すべき初回ゲストとして登場することに「とても光栄でした」と宮澤。演じるミウはサルウィンの女性ということもあり、セリフはほぼ英語とサルウィンの現地語という難役への挑戦で「まず現地語を暗記した上でお芝居ができるか正直不安な部分もありました」と振り返り、「言語を超えてこのキャラクターたちの心情が伝わるか、大きなチャレンジだった」と語る。

そして『相棒』シリーズではおなじみの豪華キャラクター陣も集合。木村佳乃演じる衆議院議員の片山雛子、柄本明演じる国家公安委員長の鑓鞍兵衛、「特命係」と因縁深い2人が今回も右京たちの前に立ちはだかる。サルウィンから帰国した薫とは久々の再会となる雛子。出家し尼僧になった雛子とどのように対面することになるのか。早くも薫に興味を示す鑓鞍との初対面にも注目だ。

■宮澤エマ コメント

21シーズンも愛されてきた『相棒』の記念すべきオープニングエピソードに参加させていただく機会を頂き、とても光栄でした。水谷豊さんと寺脇康文さんが14年ぶりにタッグを組む、という事でファンの皆さまも心待ちにされているんだろうなと思うと、その長い歴史の中に加えていただくうれしさと、その世界観にちゃんと1ピースとして存在できるか緊張もありました。

初回拡大スペシャルは国を跨ぐ世界観と登場人物の多さに「劇場版なのかな!?」と思うくらい、とてもスケールの大きい物語。私が演じたミウは、ミステリアスな部分も多く、ほぼ日本語の台詞はないので、まず現地語を暗記した上でお芝居ができるか正直不安な部分もありました。物語を通してミウは親友や弟、そして祖国に対して様々な感情を抱きながらも危機的な状況の中で信念を貫きます。状況が人を作るようにミウもまた物語を通して変化していくとても芯の強い女性なのではないかと感じました。

水谷さんと寺脇さんは、お2人とも“チャーミング”という言葉がぴったりな方でした。緊張している私に話しかけて下さり、リラックスしやすい環境を作ってくださりました。『相棒』の現場はスタッフもキャストも明るくアットホームな雰囲気で撮影終盤には私も笑いながら皆さんとお喋りできるようになれてうれしかったです。

シーズン21の幕開けにぴったりな豪華キャストとともに、『相棒』ならではのテンポ感で壮大なストーリーを紡ぐ初回拡大スペシャル。水谷さんと寺脇さんの息の合ったチームワークを間近で見ていたので、もちろんそこが何よりの見どころではないかと思います。またサルウィンチームはほぼ英語と現地語だけの会話だったので、言語を超えてこのキャラクターたちの心情が伝わるか、という大きなチャレンジにぜひ注目して見ていただけたらと思います。