テレビ朝日系ドラマ『相棒season21』が10月(毎週水曜21:00~)より2クールでスタートする。俳優の水谷豊演じる杉下右京の5代目相棒は、14年ぶりタッグで寺脇康文演じる“初代相棒”亀山薫に決定した。

  • 左から水谷豊、寺脇康文

2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、国民的ドラマとして定着した『相棒』。2022年3月23日放送の『season20』最終回では、右京から「もう少し一緒にやりませんか」と引き留められるも、公安調査庁の改革を託された冠城亘(反町隆史)の決意は固く特命係を離れることに。

その後を引き継ぐ薫が、右京と出会ったのは “プレシーズン”第1弾(2000年6月3日放送)。捜査一課の刑事だった薫は、偶然出くわした指名手配犯に人質にされる失態を犯し、“人材の墓場”と揶揄される特命係に左遷される。そこから2002年10月からシリーズ化(連ドラ化)された今作で、足掛け9年、124話にわたって右京の相棒を務めることに。薫は曲がったことが嫌いで、超が付くほどの熱血漢。ただしお人好しで楽天的な性格が災いし、面倒事に巻き込まれたり、自らトラブルを引き起こすことも。論理的な右京とぶつかることも少なくなかったが、数々の事件を解決していくうち2人は強い信頼関係で結ばれていった。その後、2008年12月17日放送の『season7』第9話で、高校時代の友の遺志を継ぎ、子どもたちに“正義”を教えるため、薫は不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)に移住。右京は薫の思いを尊重し、「どうか、気をつけて行ってください。以上です」というはなむけの言葉をおくっていた。

シリーズ卒業後は回想シーンや登場人物の会話に登場することはあったものの、右京と直接連絡を取ったり、帰国時に会うなどの描写はなかった。一度も顔を合わせていなかった右京と薫は、どんな再会を果たすのか。2人のコメントは以下の通り。

■水谷豊

亀山くんが帰ってくる。そんな日が来ることを、杉下右京は何度か夢見ていたに違いない。過去に戻るのではなく、新たな未来にまた二人で向かうための再会を、右京は淡々と待っていたに違いない。

■寺脇康文

まず初めに、大好きな『相棒』に出演させていただくこと、そして14年ぶりに、僕の分身「亀山薫」を演じる事が出来る機会をいただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。

何より役者人生の師匠と言っても過言ではない、水谷豊さん演じる「右京さん」と、また「相棒」として、夢の様な時間を共に出来ることを本当にうれしく思っております。

仮面ライダー1号が帰ってきたように、相棒1号も帰って参ります!今、流行りの言葉にすると、「シン亀山薫」でございます! 特命係を去って、サルウィンに渡った薫ちゃんが、どうやって戻ってくるのか! 皆さん! 楽しみに待っていて下さいね!

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