アイドルグループ・King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『クロサギ』(10月21日スタート、毎週金曜22:00~)のメインビジュアルが17日、公開された。また、井之脇海と中村ゆりの出演が発表された。

  • 『クロサギ』メインビジュアル

本作は、詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。

原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。今作は、2013年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“『クロサギ』完全版”として新たにドラマ化。主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)を平野紫耀(King & Prince)が演じる。2022年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に「クロサギ」が喰らいつく。

このたび本作のメインビジュアルが公開された。白の世界の“正義”、そして黒の世界の“悪”。その間にいる「クロサギ」が、さまざまな人間との出会いの中で葛藤しながらも、本当の「敵」を探し出し立ち向かう、力強さを表現したビジュアルに仕上がっている。そんな「クロサギ」を囲む面々の眼差しは、優しさや鋭さも感じつつも、どこか悲しげに見える。2022年の現代を舞台としている本作ならではの、闇に光るピンクのネオンがモチーフとなった世界観も、このビジュアルのポイントだ。

そして、メインビジュアル公開と同時に、黒崎と敵対する警察官・神志名将(かしな・まさる)役で井之脇海、三浦友和演じる桂木の腹心・早瀬かの子(はやせ・かのこ)役で中村ゆりの出演も決定し、「クロサギ」を囲む個性豊かなキャストがそろった。

井之脇が演じる神志名は、自己の出生にまつわる事件から詐欺師という存在を憎んでおり、詐欺事件の捜査に執念を燃やす警部補。正義感が強く、特に詐欺師である黒崎に対しては、攻撃的な振る舞いをし、敵対する。しかし黒崎を追っていく内に、詐欺師によって人生を狂わされた彼の過去を知り――。神志名と黒崎のお互いに対する心情の変化にも注目だ。

中村演じる早瀬は、桂木が店主の甘味処の店員であり、桂木の手足となって働く腹心。桂木のために行動し、情報収集や邪魔者の始末も行う。表の顔は明るい店員で、黒崎にも姉のように接して仲良く話すが、黒崎が出すぎたマネをすると釘を刺す場面も。甘味処で繰り広げられる早瀬と桂木、そして黒崎のやりとりの中にある深い闇に包まれた関係の真相とは――。

神志名役の井之脇は、子役から活動を始め、2008年に公開された映画「トウキョウソナタ」で第82回キネマ旬報ベスト・テンで新人男優賞を受賞し、注目を集める。その後、数多くのドラマや映画に出演し、これまでに『義母と娘のブルース』(2018年、2020年、2022年)や『俺の家の話』(2021年)など、TBSドラマにも多数出演している。本作では黒崎と敵対する警察官としての新しい一面をどのように見せるのか。また、2度目の共演となる平野とのクロサギvs警察の白熱するシーンにも期待だ。

一方、早瀬役の中村は、『天国と地獄~サイコな2人~』(2021年)以来のTBS連続ドラマ出演となる。映画『パッチギ!LOVE&PEACE』(2007年)でヒロインに大抜擢されて以来、ドラマや映画だけでなく、舞台や番組ナレーション等、幅広い活躍をみせている。そんな中村が、本作では詐欺師界のフィクサー・桂木の腹心として、表の顔と裏の顔を持つ早瀬をどう演じていくのか。

■井之脇海

お話をいただいてから、すぐに原作を読んで、一番好きになったキャラクターが神志名でした。
詐欺を憎み、どんな手を使ってでも詐欺師を追いつめる、その異常な執念の裏にある、彼の抱える孤独や痛みに、とても心動かされました。
神志名の背負っているものを大切にしつつ、“地に足をつけているけど、一生懸命に背伸びして生きている”姿を全力で演じて、黒崎を追いつめていきたいと思います。
平野さんとは2回目の共演なので、撮影初日から色々な話をしながら撮影できています。役の関係性について話し合いながら、丁寧にシーンを重ねていくので、敵対しつつも何かを感じ合っている黒崎と神志名にも、ぜひ注目して見ていただきたいです。

■中村ゆり

裏社会のフィクサーの右腕になりえる女性の役なんて、どんな背景がありどんな人生を歩んできたのだろうと、想像すると楽しいようで少し怖いです。
世の中には人を騙して良い思いをしている人がこんなにいるんだと憤りますが、黒崎さんがコテンパンにしていく様が気持ちの良いドラマになるはずです。是非楽しみにしていてください。

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