フジテレビは5日、10月改編説明会を開催。GP帯(19~23時)で開局以来初のバラエティ無改編となることを発表した。一方、深夜帯・土曜昼帯にコンテンツ開発の枠を続々と新設する。

フジテレビ本社=東京・台場

ドラマ枠『火曜ACTION!』(10月11日スタート、火曜24:25~)は「オリジナル&挑戦的なドラマ」を掲げ、第1弾として『アイゾウ 警視庁・心理分析捜査班』(全8話)を放送。実際に起きた“男女愛憎劇をめぐるミステリー衝撃事件”を、長江俊和監督が「もし、今の日本で起きたら?」という視点でドラマ化するもので、夏子、津田寛治、水石亜飛夢らが出演する。第2弾は、小関裕太主演『ブラック/クロウズ ~roppongi underground~』(12月13・20日、全2話)となる。

ネクストクリエイターの育成を掲げる『水曜NEXT!』は、9月27日から『火曜NEXT!』(火曜24:55~)に移行し、第1弾は人気YouTuber・コムドットの初冠番組『コムドットって何?』(全6回)を放送。デヴィ夫人などビッグゲストと共演し、『突然ですが占ってもいいですか?』のチームが制作する。

水曜深夜には、「次のGP帯を狙うバラエティ」を編成する『水曜RISE!』(10月12日スタート、水曜24:25~)を新設。第1弾は、誰も調べたことがないせまい歴史をプレゼンするバカリズムMC『私のバカせまい史』(全6回)。第2弾は、世間で過小評価されている“もっと評価されるべき”ものを有名人がプレゼンする劇団ひとりMC『#もっと評価されるべき!審議会』(11月23日スタート、全6回)が放送される。

土曜昼帯には、バラエティ枠『土曜RISE!』(土曜13:30~)を新設。菊池風磨とニューヨークがMCを務め、世の中の“超絶限界”の映像・瞬間を撮るために芸能人たちが奮闘する『超絶限界~ソコまで見せる!?大百科~』(10月1日スタート)と、ハライチ・岩井勇気とぼる塾・あんりが出演し、目からウロコの“我流”な情報を紹介する『我流しか勝たん!』(10月8日スタート)が、隔週で交互に放送される。

また、4月に新設した『月曜PLUS!』(月曜24:25~)は「話題になる、バズる企画」を掲げ、きょう5日からシソンヌ・長谷川忍と森川葵による『恋愛トキワ荘』(全13回)がスタートする。

今回の改編テーマは「目、新しい。ぞくぞく。」。「フジテレビのクリエイター陣がリミッターを外して、想定内を飛び超えて、視聴者の心がぞくぞく。する、そんなコンテンツを全力で作ります。そして、次代を創る番組が、次代を担うクリエイターが、ぞくぞく。と誕生していきます」としている。