アイドルグループ・Hey! Say! JUMPが休日を過ごす様子やキャンプで盛り上がる姿を楽しんだり、メンバーにはさまれる体験ができたり、さまざまな企画に挑戦する姿を応援したり――そんなコンテンツを独占配信しているのが、スマートフォンでの視聴に特化した、プロクオリティの短尺動画を配信するバーティカル(縦型)シアターアプリ『smash.』だ。

2020年10月、ローンチと共に第1弾アーティストとして広告塔を担ったHey! Say! JUMPのオリジナルコンテンツ『JUMP in smash.』では、今年7月より2nd seasonがスタート。“メンバーが行きたいところでやりたいことをやる”をテーマにした最新作「JUMPの休日」が毎週木曜(18:00)に配信されている。

今回は、SHOWROOM株式会社のメディア事業部でビジネスチームのグループマネージャーとして『smash.』を立ち上げ、『JUMP in smash.』プロジェクトの統括プロデューサーを務める品川健治氏に、企画誕生のきっかけや「JUMPの休日」の見どころ、徹底的にファンの声をリサーチしてたどり着いた“結論”「Hey! Say! JUMPが楽しい=ファンが見たい」というコンテンツの核について話を聞いた。

  • Hey! Say! JUMPの『smash.』オリジナル配信コンテンツ『JUMP in smash.』

    Hey! Say! JUMPの『smash.』オリジナル配信コンテンツ『JUMP in smash.』

■Hey! Say! JUMPと仕事をすると必ずファンになる

――品川さんは立ち上げから『JUMP in smash.』に携わっているとのことですが、具体的にどのような関わりを持たれているのでしょうか。

企画の統括プロデューサーとして、撮影と編集の実作業以外は大体すべて担当しています。企画の大枠を考えてパートナー制作会社やジャニーズ様との詳細を詰めたあと、撮影・編集の現場に立ち合いクオリティチェックをして、SNSを中心としたPRを考えています。

――本当にすべてを担当されているんですね。改めて『JUMP in smash.』立ち上げの経緯を教えてください。

これまでジャニーズ様とは「バーチャルジャニーズプロジェクト」(ジャニーズ初のバーチャルキャラクター海堂飛鳥(藤原丈一郎)、苺谷星空(大橋和也)によるユニット「あすかな(ASCANA)」)も行ってきましたが、新たに『smash.』を立ち上げて、スマホ世代に向けたプロの映像エンタテインメントの世界を一緒に切り開いていきたいという弊社のご提案に、まだ会員が1人もいない状態から賛同いただけたことでタイアップの取り組みが始まりました。

――初めてHey! Say! JUMP(以下JUMP)さんとお仕事をされていかがでしたか。

テレビ番組のディレクターさんだったり、ほかにJUMPと仕事されている方は皆そうじゃないかと思うのですが、一度仕事をすると必ずファンになっちゃうんじゃないかなと思います。現場に連れて行ったサポートメンバーも、撮影サポートを1日しただけでファンになっていました(笑)。そんなJUMPの魅力をもっと引き出したいという思いがどんどん新しいコンテンツにつながって、ここまで来たという感じです。

■メンバーと“あなた”がさまざまな関係性を持てるコンテンツ

――『JUMP in smash.』を企画するうえで大事にしていることを教えてください。

『smash.』全体のコンセプトでもあるのですが、「アーティスト対あなたの関係をいろんな視点や感情で楽しめる」ことです。メンバー2人に挟まれてそこにいるような感覚になれる「はさまれJUMP」、メンバーと一緒に過ごし、時に語りかけてくれる「JUMP HOUSE」、メンバーを第三者的に見守る「JUMP CAMP」や「NEW YEAR PARTY FOR JUMP」、ほかには自撮りで画面いっぱいに映るメンバーの表情を楽しめるものなど、ハイブリッドなコンテンツを制作しています。メンバーの様々な表情ややり取りを、自分のスマホで撮影しているかのような体験ができたり、同じ空間にいる感覚になれたりと、メンバーとさまざまな関係性を持てるところがこだわりポイントです。

――コンテンツによって関係性が変わるところが面白いですね。

僕はファンの方の声をかなりリサーチしているのですが、ファンの方には何パターンかいらっしゃって、中でも意外と多いのが「壁になりたい」という方なんです。