女優の飯沼愛が、本日26日にスタートするドラマ『パパとムスメの7日間』(TBSほか 毎週火曜24:58~)で主人公・川原小梅を演じる。パパ役を舘ひろし、ムスメ役を新垣結衣が演じ人気を博したドラマのリメイク版として注目を集めている本作。ムスメ役に抜てきされた飯沼にインタビューし、出演が決定したときの心境や、気になる入れ替わり演技などについて話を聞いた。
五十嵐貴久氏の同名小説を原作にした『パパとムスメの7日間』(2007)が、15年ぶりに令和版として復活。前作同様、イマドキの女子高生・小梅(飯沼愛)が冴えないサラリーマンのパパ・恭一郎(眞島秀和)と事故に巻き込まれ、人格が入れ替わってしまう。そして、元に戻れる日を信じて奮闘する従来のストーリーに加えて、意中の健太先輩(長尾謙杜)と結ばれたい小梅と、健太先輩にムスメを奪われたくない恭一郎、小梅より恭一郎の性格に惹かれているかもしれない健太先輩という“パパとムスメとカレ”の奇妙な三角関係を描く。
飯沼は、TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』で約9000人の中から初代グランプリに選ばれ、昨年TBS系ドラマ『この初恋はフィクションです』でドラマデビューにして初主演を務めた。2度目のドラマ出演となる今回も主演を務める。
「前回に続き2回目も主演をやらせていただけるとは夢にも思っていなかったのでとにかく驚きました。以前の『パパムス』は再放送で見たことがあり、『リメイクするんだ! しかも私がムスメを演じるのか!』って。驚きの連続でした」
オリジナル版は「愛されるドラマ」という印象だという。「JK(女子高生)を演じる舘ひろしさんとおじさんを演じる新垣結衣さんがとにかくかわいくて、愛くるしい作品という印象が残っています」
出演発表時後には多くの反響があったという。「たくさんの友達や学校の先生から連絡をいただいて、『すごい楽しみ』ってみんな言ってくれました。学校の先生は15年前の『パパムス』をリアルタイムで見ていたそうで、すごく喜んでくれました」
人気ドラマのリメイク版ということでプレッシャーも。「すごく愛されていたドラマなので、そのイメージを崩してしまうんじゃないかとか、プレッシャーはありましたが、今はそこまで気にすることはないのかなと思って、楽しんで撮影させていただいています」
台本の読み合わせや撮影が始まって、楽しみな気持ちに変わっていったそうで、「撮影が始まるまで緊張しっぱなしで、どうしよう、自分にできるかなって不安や心配がすごくありましたが、作品自体がすごく面白いですし、本読みなどが始まって出演者や監督、スタッフさんとお話していくうちに、楽しみな気持ちがどんどん増えていきました」と語る。
小梅を演じるにあたって原作を読んでイメージをつかみ、パパと入れ替わる前の小梅については「とにかく明るくて活発で、視聴者の皆さんに愛されるような女の子でありたいと、そこを意識して演じています」とのこと。「私も友達の前では活発でふざけたりするのでそこは似ているかなと思います」と、自身の明るさも生かして演じているという。
入れ替わってからは、姿は小梅で中身はパパという難しい役どころに。飯沼は「相手との距離感」を意識しているそうで、「親友の律子に対しての物理的な距離感も心の距離感も、小梅とパパでは違うと思うので。健太先輩に対しても、小梅にとっては大好きで憧れの先輩だけど、パパからするとムスメに近寄らせたくない、みたいな。距離感が全然違うのでそこを意識しています」と説明した。