フジテレビでは、連続ドラマ『北の国から』全24話を、『ハッピーアワー』枠(毎週月~金曜 第1部13:50~、第2部14:48~ ※関東ローカル)で、11日(14:48~)から一挙再放送する。

  • 田中邦衛さん

1981年10月から82年3月まで放送された『北の国から』は、倉本聰氏の原作・脚本、田中邦衛さんの主演で、北海道・富良野の雄大な自然を舞台に、黒板五郎(田中さん)とその家族の生きざまを丁寧に描き、日本のテレビ史に残る名作として語り継がれている。

都市から離れた富良野で、自然と向き合いながら暮らす一家の姿を通じて、都市と地方の価値観の違い、親子の絆、そして人間の強さと弱さを浮かび上がらせた。五郎の息子・純役の吉岡秀隆、娘・蛍役の中嶋朋子らを含むキャストの繊細な演技と、倉本脚本による叙情豊かな物語は、放送から40年以上経った今も深い余韻を与え続けている。

フジテレビ編成管理部の水戸祐介氏は「急速なテクノロジーの発達、混沌とする世界情勢、人と人との関係のあり方が大きく変わり続ける現代において、私たちは便利さや効率を追い求める一方で、いつの間にか大切なものを置き去りにしているのかもしれません。『北の国から』は、そんな時代にこそ見ていただきたい作品です。富良野の雄大な自然を舞台にした黒板一家の物語は、家族の絆や人間の強さと弱さ、自然との共生といったテーマを静かに、しかし力強く問いかけてきます。かつてこの作品を夢中で観てくださった方々には、当時とは異なる視点での新たな発見を、そして初めて触れる方や若い世代の方々には、現代の暮らしを見つめ直すきっかけを感じていただければと思います。いろいろ語ってしまいましたが、難しく考えずとも、とにかく面白いドラマなので、この夏の昼下がりにぜひご覧ください」とコメントしている。

【編集部MEMO】
杉田成道監督はマイナビニュースのインタビューで、『北の国から』を立ち上げた時について、「当時の田中邦衛さんは、どっちかって言うと2番手くらいの俳優のイメージだったので、それでこの(2クールの)大作を1人で背負えるのかっていう感じはもちろんありました。『北の国から』は元々フジテレビがずっと(視聴率)4位で、日枝(久)さんが編成局長のとき、起死回生の一発をやろうと、通常のドラマの倍ぐらいの予算をかけて、しかも半年間放送するという企画で、それを倉本さんにお願いするというようなものでした。だからフジとしては清水の舞台から飛び降りるような覚悟で作った作品だったんです」と語っている。

(C)フジテレビ