北京オリンピックのカーリング女子で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが、7月1日に放送されるテレビ朝日系特番『タモリステーション』(20:30~)の新作「タモリ、カーリングを勉強する」に出演する。

  • 左からタモリ、本橋麻里氏=テレビ朝日提供

北京五輪で日本中に感動と興奮をもたらした「カーリング」を、タモリが好奇心の赴くままに掘り下げていく。ロコ・ソラーレ生誕の地、北海道・常呂町にタモリが降り立ち、メンバーとともに街ぶらロケを敢行。結成秘話をひも解いていくほか、カーリングに関するさまざまな疑問も探究。意外と知られていないカーリングの歴史やルール、競技の根底にあるフェアプレー精神にも迫っていく。

2010年、常呂町には世界を目指すようなチームは存在せず、競技を続けるなら故郷を出るほかないという状況だったが、ロコ・ソラーレ代表理事の本橋麻里氏は「選手たちの受け皿を作りたい」との思いからロコ・ソラーレを立ち上げた。2014年、新チームに吉田知那美選手が加入。当時北海道銀行に所属し、ソチ五輪でも活躍したが試合直後に戦力外通告を受けてしまっていた。失意のまま帰郷した彼女を常呂町の人々はどう迎えたのか。当時を改めて振り返った吉田知那美は「久しぶりに(映像を)見たら……すみません……」と、声を詰まらせながら苦しかった胸の内を吐露する。

2015年に加入した“天才司令塔”藤澤五月選手は強豪の中部電力に所属していたが、ソチ五輪代表決定戦でミスしてしまい、代表の座を逃すことに。失敗を引きずっていた藤澤に対し、本橋氏がかけた言葉とは。一方、相次いで2人の選手を迎え入れることとなった吉田夕梨花選手、鈴木夕湖選手はどんな思いだったのか。タモリとのトークから感動&爆笑秘話が続々飛び出す。

番組では常呂町がカーリングの聖地となった理由にも迫る。そのキーパーソンであり恩師である小栗祐治さん(享年88)の奮闘を追ったVTRに、思いがあふれ涙が止まらなくなる本橋氏。小栗さんが本橋氏に託した、ロコ・ソラーレ スピリットとは。