俳優の笠松将が9日、都内で行われた映画『エルヴィス』(7月1日公開)のジャパンプレミアに歌手のCrystal Kayと共に登壇。笠松は作品に魅了されたことを熱弁すると、恋愛観が大きく変わったことを明かしていた。

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本作は、『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』などのバズ・ラーマン監督が、伝説のロックスター、エルヴィス・プレスリーの真実の物語を、彼の代表曲に乗せで描いた物語。第75回カンヌ国際映画祭アウトオブコンペ部門において公式上映された際には、12分に渡るスタンディングオベーションが起こるなど大きな反響を得ている。

冒頭、Crystal Kayの「監獄ロック」の生歌から始まったイベント。ステージ袖で歌声を聴いていたという笠松は「もう白目剥いて昇天してしまいました」と興奮気味に語ると、エルヴィスさながらのピンクのジャケットに「ジャパンプレミアの場に、こういう衣装で参加できるのがとても光栄です」と笑顔を見せた。

劇中では、エルヴィスがどのようにロックスターになっていくかが描かれる。笠松はエルヴィスを演じたオースティン・バトラーに対して「実在する偉大な人物でファンも非常に多い。やり方として歌わないという方法もあったと思うけれど、オースティンは一切逃げずに、全部ご本人がやられている。それだけですごい」と俳優として敬意を表すると「すごくうまかったしカッコよかった」とオースティンの演技を絶賛。さらに笠松はエルヴィスの強欲マネージャーであるトム・パーカーを演じたトム・ハンクスの演技についても「エグイぐらいすごい」と衝撃を受けたことを明かしていた。

また笠松は「1人の男の子の成功物語」と作品の骨子を述べると「そのなかに恋の話も描かれる。僕はずっと女の子をたぶらかしてモテるのが尖っていてカッコいいと思っていたのですが、1人の女性を愛する姿こそ尖っていてカッコいいんだなと感じました。めちゃくちゃ価値観が変わったんです」と作品から大きな刺激を受けたことを明かしていた。

「挑戦している、壁に向かって立ち向かっている人に観て欲しい」と作品をアピールした笠松。「この作品を観ることができて良かった。こうした形で宣伝に参加できてうれしかった」と満面の笑みを浮かべていた。