ライブ配信アプリ「17LIVE」で40万人のフォロワーを誇り、「世界総合ランキング」1位にも輝いたモデルの石原彩香が2日、自身初の著書『世界一のおかん』(clover出版 1,540円)を発売した。10代で出産、シングルマザーとして子育て、モデル転身など様々な経験をする彼女が大切にする“自分らしさ”、そして「人生が大きく変わるきっかけになった」という転機とは。
■原稿チェックで“石原さとみ気分”に
――石原さんの半生に迫った初の著書。制作期間は8カ月にも及んだそうですね。
本ができるまでにどういう段階を踏んでいくのかも知らなかったので、その過程を勉強できるのはとても新鮮でした。すごくたくさんの人に携わっていただいて、「本ってこういう風にできていくんや!」と、また新しいことを知れる良い経験をさせてもらいました。
――8カ月というとなかなかの期間だと思うのですが、制作期間を振り返ってみて、いかがですか?
大変だと思うことは全くなかったです! 新しいことに挑戦する不安はもちろんありましたが、何事も楽しいと思える性格なので、本の制作過程を見られるのはすごく興味深かったです。原稿に間違いがないかをチェックしているときは、プロの仕事をしてる感じといいますか、石原さとみさんになった気分を味わえました(笑)。
――石原さんが校閲部員役を演じたドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)ですね(笑)。『世界一のおかん』というタイトルもキャッチーで、素敵だなと思いました。
私はずっと関西に住んでいることもあって、「ママ」とか「お母さん」というよりも、「おかん」って感じがやっぱりあって。モデルという職業のイメージだったり、美容に対して気を使っているイメージがあったりするので、「ママチャリとか乗らなそう」と言われることもあるんですけど、実際は全然そんなことないですし、すごい関西弁で子どもに注意したりもします(笑)。
――それは確かに「オカン」というほうがしっくり来るかもしれません(笑)。本の文体も関西弁にこだわったそうですね。
そうなんです。全部が全部コテコテの関西弁というわけではないのですが、標準語だと伝わりきらないニュアンスといいますか、私らしくないなと思ったところは関西弁にさせてもらいました。そんな本の内容をタイトルでも伝えたかったから、「世界一のオカン」というタイトルに決めました。