お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基が29日、東京・タワーレコード渋谷店で実施されたカバーアルバム『マカロワ』(5月11日発売)の発売記念イベント前のマスコミ向け会見に、プロデュースを担当した藤井隆とともに登場。藤井について「うちの奥さんよりも僕のことを考えてくれている」と述べ、二人三脚で作り上げた同アルバムについて語った。

  • 藤井隆(左)と後藤輝基

今回、藤井が海外発で再評価されているシティーポップや昭和~平成アイドル楽曲を選曲し、アーティストの澤部渡(スカート)、奥田健介(NONA REEVES、ZEUS)、KASHIFにアレンジを依頼。1989年にリリースされたWink6枚目のシングル「One Night In Heaven ~真夜中のエンジェル~」のカップリング曲「Cat-Walk Dancing」と、1986年にリリースされた『スケバン刑事 III 少女忍法帖伝奇』主題歌の「ハートの Ignition」などを収録する。

後藤は「まさか、タワーレコードさんの舞台で『自分のアルバムが完成しました』と報告し、そしてメディアの方にいっぱい来て頂いて、僕がしゃべっているのは想像がつかなかったですね」と驚き、「それもこれも、藤井隆プロデューサーが見せてくれた景色」と感慨深げ。アルバム製作の過程で、藤井から密に連絡があったと言って「うちの奥さんよりも僕のことを考えてくれている」と振り返った。

さらに後藤は「反響がすごく届いております」とビックリ。「これほどまでに『マカロワ』という文字でエゴサーチすると思っていなかった。初めてです。『マカロワ』で出る方はすべて見ている。『ぜんぜんあかんやん』みたいのがマジで一つもなかった。『すごい歌声がいい』とか『楽曲の選曲がすごい』がすごいとか。『でもテレビに出ている後藤は嫌いだ』みたいなことを書いてるやつがいた。『マカロワ』に関してはオールOKです」と胸を張った。

藤井は「僕の大好きな仲間の一人である後藤君と一緒にこのステージに来ることができて、皆さんにお話できて嬉しい」と喜び、本アルバムの出来について「点数はつけられないけど大満足」「新しい後藤君の一面を知ることができて大満足です」と手放しで賞賛した。

『発見! 仰天!!プレミアもん!!! 土曜はダメよ!』(読売テレビ)で長年共演している後藤と藤井。藤井は「20年近くレギュラーをご一緒しているけど、(ロケは)日帰りばっかりで、ぜんぜん飲みに行ったりしていない。本当にご飯に行っていなかった(笑)。で、3年前に突然ふらりと(ご飯に)行ったら僕が楽しくなって、カラオケ行って原田真二さんの『キャンディ』をリクエストしたら、すごい良かった。そのときに歌ってもらいたいと思って構想が始まった」と今回の企画に至ったきっかけを明かした。

後藤はまた、歌手としてステージに立つのは「緊張のベクトルが違う。今まで番組で歌を色々歌ってきたけど、それとも違う」と発言。「僕が街を歩いていたら、ふらっと『Cat-Walk Dancing』が流れている、みたいな状態だと嬉しい。街中で『マカロワ』が流れているというのは、今まで体験したことない。あと電車乗っている横の人が、鼻歌で『マカロワ』の歌を歌っている、みたいな」と思いを馳せた。

後藤は今後、9月8日にはビルボードライブ大阪で、9月15日にはビルボードライブ横浜で発売記念ライブを実施する予定。