2022年4月15日(金)に公開となった劇場版シリーズ第25作目となる『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』より、古谷徹(降谷零/安室透役)、神奈延年(松田陣平役)、三木眞一郎(萩原研二役)、緑川光(諸伏景光役)、東地宏樹(伊達航役)による座談会と撮り下ろしスチール・最新場面カットが公開された。

今作に警察学校組が登場すると聞いた時の感想を降谷(安室)役の古谷は「警察学校組が出てくるという事は、当然降谷もフィーチャーされるので、またこうやって劇場版のメインキャラクターをやらせてもらえることが嬉しかったのですが、既に殉職してしまっている4人がどのように物語に絡んでくるのか見当がつきませんでした。実際に警察学校時代の彼らが出てくるのか?幽霊として出てくるのか?それとも他の何らかの形で出てくるのかとか、興味津々でしたし、とにかく楽しみでした。台本をもらってからようやく『こう来たか!』と腑に落ちましたね。今作も劇場版の醍醐味が満載ですし、『これはいけるぞ!』という手ごたえを感じました」、松田役の神奈は「最初は劇場版にどんな風に彼らが絡んでいくのか不思議でした。勿論、フィーチャーして頂けるのはとてもありがたいのですが、僕の場合、松田は18年前のTVシリーズ304話で終わっていたので、どうなるんだろうという気持ちがあったんです。でも、過去の話とはいえ、もう一度松田を演じることが出来るという事は、なんだか2度目の人生を頂いたようで嬉しかったですね」と喜びを語っている。

また、台本を読んだ時の印象を萩原役の三木は「劇場版に出演できると聞いた時は『また萩原に会えるんだ』と思って、とても嬉しかったです。でも、4人は既に殉職してしまっているし、どのように登場するのかが凄く気になりました。嬉しさや期待とともに、『本当に出てくるのか?』という不安があったことを覚えています」、伊達役の東地は「以前『11人目のストライカー』に他の役で出演させていただいた時にも感じましたが、『名探偵コナン』の劇場版は子供が観ても大人が観てもわかるように丁寧に作られている印象です。今作も綿密なストーリーの中にうまく警察学校組を想起させる内容が詰まっているのでさすがといいますか、やはり面白い作品だと思いました」、諸伏役の緑川は「人って、日々記憶が薄れてしまう生き物だと思うんです。ですので、もしかしたら亡くなってしまった彼らに関する記憶も薄れてしまっているのかもしれない。しかも降谷がどこかで彼らのことを語るという機会もないじゃないですか。でも、今作では色々なことを思い出しながら殉職してしまったメンバーのことを語ってくれるシーンがあるんですけど、ちゃんと彼らのことを想っていてくれているんだと感じることが出来ました。そのことが本当にエモいなって。降谷の中では彼らはちゃんと生きているんだ、忘れないでいてくれたんだと実感することが出来て、特に嬉しく感じました」と語っており、台本の秀逸さを感じたようだった。

警察学校組のインタビュー全文は映画公式サイトにて掲載中。アフレコ秘話などを語ったインタビュー後編は後日解禁予定となっている。

(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会