「芝鉄カラー」をまとった芝山鉄道所属車両3540編成(3500形)が、5月から京成金町線(京成高砂~京成金町間)で営業運転を実施している。途中の柴又駅で、帯色の異なる京成電鉄3500形(3516編成)と並ぶ場面も見られた。

  • 「芝鉄カラー」をまとった芝山鉄道所属車両3540編成(3500形)が京成金町線に登場

3540編成(「3537」~「3540」の4両編成)は2013年4月から芝山鉄道の所属車両となり、過去にはラッピング電車に使用されたことも。車体前面に「SR」とデザインされた芝山鉄道のロゴマークを掲げ、車体側面ドア横のプレートを「芝山鉄道」とするなどの変更も見られたが、車体の帯色は京成電鉄時代と同じ青色・赤色のまま運行されてきた。

今年4月、芝山鉄道の開業20周年を記念し、3540編成の帯をかつての同社所属車両3618編成(3600形)と同じ緑色・赤色に張り替え、9年ぶりに「芝鉄カラー」が復活。4月15日以降、おもに京成成田~東成田~芝山千代田間で運行されてきた。5月から京成金町線での運行を開始し、京成高砂~京成金町間を往復する運用に就いている。

  • 柴又駅で京成電鉄3500形(3516編成)と待ち合わせを行い、京成金町駅へ

連休中の京成金町線では、「芝鉄カラー」の3540編成に加え、青色・赤色の帯をまとった京成電鉄3500形(3516編成)、鉄道ファンらの間で「ターボ君」の愛称を持つ京成電鉄3600形(3668編成)も活躍。日中時間帯はこれらの中から2編成が運用され、帯色の異なる3500形2編成が運用に就く日もあった。列車交換が行われる柴又駅では、柴又帝釈天などを観光する利用者で混雑する中、鉄道ファンらの姿も見かけた。