京成電鉄と京成バスは、5月8日の「母の日」にちなみ、今年も市川真間駅の駅名看板および市川真間駅バス停の表記を「市川ママ駅」に変更。カーネーションで彩ったデザインの駅名看板等を掲出している。実施期間は5月9日までとされている。

  • 京成本線市川真間駅が「市川ママ駅」に

市川真間駅は千葉県市川市真間に所在する京成本線の駅で、現在は普通のみ停車。駅名の読みが「いちかわまま」であることにちなみ、2019年以降、5月の「母の日」に合わせ、駅・バス停の表記を「市川ママ駅」に変更する取組みを実施している。

今年もホームの駅名標はカーネーションのデザインとともに「市川ママ」と記され、駅利用者の多くが駅名標の前で足を止めていた。橋上駅舎の出入口に掲げた駅名看板も「市川ママ駅」に変更。駅近隣の店舗等でも、毎年恒例の取組みとして話題になっているようだった。

  • ホームの駅名標や駅舎出入口の駅名看板など、カーネーションで彩った特別なデザインに変更

駅舎内では、JA市川提供のカーネーション60鉢の展示や、駅近隣の3つの保育園・幼稚園・小学校から募集した「お母さんの似顔絵」約150点の展示もあり、駅に彩りを添えていた。日本対がん協会の取組みに賛同し、乳がん啓発活動募金ボックスの設置やリーフレットの配布も行うとのこと。

市川真間駅をはじめ、京成線20駅の窓口で「市川ママ駅記念乗車券」も発売された。地元・市川在住の画家、百田稔氏にデザインを依頼し、今回のイベント用に描き下ろした特別仕様で、発売額は1部880円。5月9日まで販売予定だが、2,000部限定のため、売り切れ次第、販売終了となる。

  • 駅舎内ではカーネーションや「お母さんの似顔絵」の展示も(写真は昨年の様子。京成電鉄・京成バス提供)

  • 「市川ママ駅記念乗車券」デザイン(京成電鉄・京成バス提供)