20〜30代の男女に聞いた、社会人1年目に月にいくら貯金してた? 4月となり、皆さんの中には新社会人となった方もいることだろう。新しい生活に向けて、期待と緊張で胸を膨らませている人も多いのではないだろうか。

金銭面をはじめとして、学生の頃はなにかと親がかりで過ごしてきた人も、社会人になったからには自立することを促される。毎月の支出入の管理も自身で行う必要があるが、社会人1年目はまだまだ収入も多くはなく、きびしい場面もきっと多いはずだ。

ただ、そんな中でも、社会人の1年目から、定期的にきちんと貯金していこうと決意した人もいるかもしれない。そこで今回は、社会人としての少し先輩である20〜30代のマイナビニュース男女会員401人を対象にアンケート調査を実施。「社会人1年目に、月にいくら貯金していたか」などを聞いた。

  • 社会人1年目に、毎月貯金はしていた?

Q.あなたは社会人1年目に毎月貯金はしていましたか?

「はい」(80.3%)
「いいえ」(19.7%)

Q.月にいくら貯金していましたか?

「1,000円未満」(1.2%)
「1,000円以上〜5,000円未満」(9.0%)
「5,000円以上〜1万円未満」(11.5%)
「1万円以上〜3万円未満」(32.9%)
「3万円以上〜5万円未満」(19.3%)
「5万円以上」(26.1%)

■総評

調査の結果、20〜30代のマイナビニュース男女会員のうち、社会人1年目に毎月貯金していた人は8割を超える80.3%となった。

月にいくら貯金していたかを聞いた。最多は「1万円以上〜3万円未満」で、約3分の1の32.9%がこの金額帯で貯金をしていたと回答している。2位は「5万円以上」(26.1%)で、以下3位「3万円以上〜5万円未満」(19.3%)、4位「5,000円以上〜1万円未満」(11.5%)、5位「1,000円以上〜5,000円未満」(9.0%)、6位「1,000円未満」(1.2%)の順番となった。2位と3位を合わせ、45.4%が「3万円以上」を貯金していたことになる。

今回の調査では、8割以上が社会人1年目に毎月貯金していたことがわかった。そのうちの半数近くが月に3万円以上と、かなりの額を貯金しているという結果となっている。

初任給の額や残業、各種手当やボーナスの有無、実家暮らしか一人暮らしか、あるいは会社の寮か、奨学金の返済の有無などの諸条件によって、同じ新社会人でも可処分所得は大きく異なってくる。

学生気分が抜けずに、今までと同様に趣味や娯楽にお金を使っているということもありそうだ。人によっては、「毎月の貯金なんて、そんな余裕はとてもない」というケースもあることだろう。

ただ、今回の結果からは、20〜30代の新社会人時代は意外に堅実で、それなりの額を貯金していたという実態が明らかとなった。長期にわたる景気の低迷で先行きの見えない時代。将来を見据えて、少しでも備えておきたいという想いの表れなのかもしれない。

調査時期: 2022年3月17日・18日
調査対象: 20〜30代のマイナビニュース男女会員
調査数: 401人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません