俳優の成田凌が映画『コンビニエンス・ストーリー』(8月5日公開)の主演を務めることが13日、明らかになった。

  • 左から成田凌、前田敦子

    左から成田凌、前田敦子

同作は三木聡監督によるオリジナル作。スランプ中の若手脚本家加藤(成田凌)は恋人の愛犬・ケルベロスのペットフード「犬人間」を買いに出かけたはずが、ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかるコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込む。妖しげな人妻・惠子(前田敦子)と出会い、創作意欲が湧き始める。

主演で、スランプ中の若手脚本家・加藤役に扮する成田は、とあることから異世界を彷徨うことに。不思議なコンビニ・リソーマートで働く惠子役には前田敦子が決定し、妖艶な人妻を演じる。『くれなずめ』(21年)で初共演した2人が、本作では異世界で出会い恋をする不思議な距離感のキャラクターで再共演となる。

企画は、ジャパンタイムズで日本映画の批評を行う映画評論家でプロデューサーのマーク・シリングが手がけ、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭の日本映画のコンサルタントも務めるマークが三木聡監督の才能にほれ込みオファー。5年間2人で企画を温め、ようやく本作が誕生したという。

成田凌 コメント

念願の三木組。
デビュー前からご一緒したかった三木聡監督、ご一緒できて嬉しいです。
脚本を初めて読ませて頂いたときに、これだー。とガッツポーズしました。
不思議な世界へ皆様をお連れします
ぜひ映画館でニヤニヤ見ていただけたらと思います。

前田敦子 コメント

コンビニの店員ですが異世界の方の店員。
なんだか普通では当たり前にいられない三木さんの世界観を思う存分味わえた撮影期間は終始夢見心地でした。
本作の三角関係はほんとに奇妙です笑
どんな映画になっているのか、私も楽しみです。

三木聡(監督・脚本) コメント

「謎は謎だから謎であり、全ての謎は解けてしまえば謎ではない」
エレクトリックソウルマンの有名なセリフですが、その通りだと思います。
突然、現れる不可解な薬による不可解な眩暈と不可解な不倫の男女関係。
それは、成田凌、前田敦子はじめ濃密な俳優達との濃密な時間の中で醸成されて行きました。
果たして、この映画はどこに行こうとしているのか?
今となっては監督の私にすら判らないのです。
お願いです、探さないで下さい。

(C)2022「コンビニエンス・ストーリー」製作委員会