BS松竹東急では、レギュラーの映画枠『よる8銀座シネマ』(3月28日スタート、毎週月~金曜19:54~)と『日曜ゴールデンシアター』(4月10日スタート、毎週日曜18:30~)を放送。落語家・柳亭小痴楽が案内人を務める。

  • 柳亭小痴楽 (C)BS松竹東急

「伝統から革新まですべてを見せる映画」を掲げる同局。平日の『よる8銀座シネマ』は“いちばん身近な映画館”をコンセプトに、古今東西の映画を幅広く放送する。『日曜ゴールデンシアター』は、週末の特別なひとときを届ける作品を予定している。

大の映画好きとしても知られる小痴楽は、映画の前後で作品を解説。開局日の3月26日から2日間は、開局スペシャルシネマと銘打ち、『幸福の黄色いハンカチ』(3月26日21:00~)、『武士の一分』(同27日18:30~)を放送し、ここで小痴楽が初登場となる。

  • 『幸福の黄色いハンカチ』 (C)1977/2010 松竹株式会社

コメントは、以下の通り。

■柳亭小痴楽
ほぼ毎日の映画解説なんて自分に務まるのかな、と最初は正直不安もありました。ですが、これまでの自分だと選ばなかったような映画で面白いものがあったり、見逃していた作品、昔の名作などに触れられることが新鮮で、楽しくやらせてもらっています。
一方でもう何回も観ている作品もありますが、今までは漠然と良かったなというくらいのとらえ方だったのが、このお話をいただいてから、あらためてどこがどう良いのかよく考えるようになりましたね。昔観た映画も、年齢を重ねて今観ると感じ方が変わったりして。そういうところも、映画の良さですよね。
まだまだ模索中ですが、視聴者のみなさんに私なりに映画の魅力を目いっぱいお伝えできるよう、また「やり方心得てきたな」と一日でも早く思っていただけるよう、精進したいと思います。「落語家の話を聞いてよかったな」と思っていただきたいですし!
落語も、噺という財産を師匠方から一つひとつもらって、それを使い続ける商売ですから。映画という先人たちの財産を大切に、心を込めてお送りしたいですね。どうぞ御贔屓によろしくお願いいたします。

■BS松竹東急 編成局 今井悠也プロデューサー
可笑しかったり悲しかったり、人間の様々な姿をとらえてきた豊穣な映画の世界。その伝統と革新のありさまを、落語界で軽やかに新風を吹かせている、柳亭小痴楽師匠のお力をお借りしてお伝えしたいと思います。いまこの時代に立ち上がるテレビ局として胸を張って、みなさまにお気軽に楽しんでいただける時間をお届けできれば幸いです。

■BS松竹東急 編成局 岡田雄介プロデューサー
BS松竹東急では、年間で300本近い映画をお届けします。この膨大な本数の案内人という無謀な仕事を引き受けてくれる方を探していた折、師匠の落語と出会い、その声と雰囲気に一目ぼれしてお願いに伺いました。毎日映画を見る事も厭わないと返答頂いた時に、小痴楽師匠の語りで、新テレビ局が送る新しい映画の時間を創れるのではと確信しました。

■BS松竹東急 編成局 湯浅敦士プロデューサー
BS松竹東急では、新旧&国内外問わず、様々な映画作品をお送りします。配信がこれだけ浸透した時代に、新たに生まれるテレビ局がおくる「映画」はもしかすると、これまでの自分では選ばなかった映画かもしれません。“選択ではたどりつけない感動”を準備しています。どうぞご期待ください。