俳優のトミー・リー・ジョーンズ、役所広司、神木隆之介、女優の杉咲花、歌手の天童よしみ、お笑いコンビの阿佐ヶ谷姉妹が出演する、サントリー食品インターナショナル「クラフトボス」の新CM「宇宙人ジョーンズ・漫画家」編が、8日より放送される。

  • 新CM「宇宙人ジョーンズ・漫画家」編に出演する杉咲花、神木隆之介、役所広司

ある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。

ジョーンズが今回、調査対象として選んだ場所は、役所演じる漫画家の仕事部屋。杉咲、神木と共にアシスタントを担当するジョーンズは、締め切りに間に合わせるべく、役所先生の指示の下、仕事場に流れる音楽によって気分を高揚させることで、全員一丸となって怒涛のラストスパートに入る。

そんななか、作画作業の多さに音を上げた杉咲のひと言をきっかけに、神木もまさかの白旗宣言で、勝手にしっとりした曲調の音楽にチェンジ。その直後、美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」、そして童謡「赤とんぼ」が流れ始めると、ムードが一変した部屋で次々と思わぬ事態が起こり――。

なお新CMは、本日2日よりWEBで先行公開される。

■役所広司、杉咲花、神木隆之介インタビュー

――撮影の感想をお聞かせください。

役所:漫画家はペンで描いているイメージがありましたが、今はペンタブレットというものを使っていて、失敗したらすぐ消せるんですね。撮影しながら、こういうふうに能率が良くなっているんだなとつくづく思いました。

杉咲:本当に少しの時間でしたが、漫画を描くのはとても細かくて、せわしない作業で、しかも果てしなくて、こんなに大変なんだなということを感じることができました。

神木:僕は過去に映画で漫画家さんの役をやらせていただいたことがあって、当時は画材を用意して、ベタやホワイトを塗ったり、スクリーントーンを貼ったりしていました。デジタルになった今は、例えばペンタブの画面にずっと触っていても、手をやけどしないようにする手袋とかもあって、改めていろいろ勉強させていただきました。なかなかこんな機会もないので、良かったです。

――音楽をかけて気分を変えたいと思うのはどんな時ですか? また、普段どんなジャンルの音楽をよく聴きますか?

役所:運動したくないなという時、やっぱり音楽を聴いて、ちょっと気分を高揚させますよね。ジャンルで一番多いのは、クラシックじゃないでしょうか。

杉咲:朝起きた瞬間や、セリフを覚える直前など、ちょっと切り替えたい時に聴きます。ジャンルはロックが多いです。

神木:僕は常に音楽をかけています。その時の気分や、自分の中に流れている時間の速度に合わせた曲をかけていて、例えば、朝起きて、お風呂に入ったり、支度したりする時は、最初はゆっくりしたテンポの曲から始まって、出かける頃には広々としたイメージの音楽とか。いろんなジャンルの音楽を聴きますが、特にゲームのサントラとかアニソンとか、「よっしゃいくぞ!」「冒険だ!」というような気持ちになる曲をたくさん聴いています。

――「クラフトボス」の新ラベルのように「気分で選べたら素敵だよね」と思うことは?

役所:ずっとこの体とこの顔で仕事をしているから、違う顔で仕事してみたいですね。声とか顔とか体が変わると、さぞ面白いだろうなと思います。

杉咲:髪型です。バッサリ切ると伸ばしたくなりますし、伸びてくるともっと切りたいなと思ったりするので、日によって変えられたら面白いなと思います。

神木:ちょっと花様とニアピンするんですけど、髪の色ですね。染めるのって大変じゃないですか。でも、街中を歩いてると、おしゃれだなと思う髪の色をした方たちをたくさん見かけるので、うらやましいんですよ。だから、簡単に髪の色を変えることができたら、すごく楽しいだろうなと。例えば、アニメに影響された後は銀髪にして、ちょっと世界観に浸ってみるとか、薄く水色を入れてみようかなとか。あと、服やスニーカーに合わせて変えるのもやってみたいですね。

――心に残る、春ならではの思い出をお聞かせください。

役所:花見ですね。桜の下でドンチャン騒ぎしている人を、そろそろ見てみたいです。

杉咲:卒業式です。特に中学生の時は、地元の仲良しの友達と別れたこともあって、すごく悲しかったことを覚えています。

神木:中学校の入学式です。当時、ランドセルの子たちを見た瞬間、僕は自分で言ったことをはっきり覚えています。「小学生かぁ、懐かしいな」って(笑)。おいおい、1カ月前はあなたもランドセル背負ってたでしょうって、自分にツッコミを入れました。面白かったですね。1カ月しか違わないのに、そういう節目の学年に上がると、自分が年上になったような気分になっちゃうんだなって。

――春の訪れを感じるのはどんな瞬間ですか?

役所:山菜の天ぷらが出た時は、春が来たなと感じますね。タラの芽とかコシアブラとか、言葉に出すだけで、ちょっとよだれが出てきちゃいます(笑)。

杉咲:花粉症で鼻がムズムズしだした時、春がやってきたという感じがします。

神木:上着を着て外に出て、「あれ? 意外と今日は暖かいね」と言った時が、一番季節が変わったんだなと思う瞬間ですね。

――この春、心身の健康を保つために心がけること、もしくはやってみたいことは?

役所:心がけることは、やっぱり手洗いうがいです。やってみたいことは、今回も撮影中、直前までマスクとフェイスシールドをつけていて、神木さんや杉咲さんともあんまり近くでしゃべれなかったので、以前のような日が戻ってきたら、またマスクを取って、楽しくおしゃべりしたいですね。

杉咲:最近ウォーキングマシンを買って、映画を見たり、音楽を聞いたりしながら、1日40分ほど、毎日続けています。ちょっとテンポの早い音楽だと、ウォーキングもはかどります。

神木:寒いのが苦手なので、体を冷やさないことです。ただ、上着がいらなくなる季節になると、ちょっと調子に乗って薄着になっちゃうんですよね。結構おしゃれもできるし。でも、寒いと思ったらすぐ湯船に入るとか、ちょっと汗をかくぐらいの格好で外に出るとか、体を冷やさないことは僕にとって毎年のテーマなので、今年も貫こうと思います。

――CMをご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

役所:今回もみんなで本当に楽しいCMができました。ものすごく強烈な個性の方たちも出演しますので、楽しみにしてください。

杉咲:切羽詰まりながらも、なんとかやり切るCMの登場人物のように、合間でコーヒーを飲んだり、リフレッシュしながら、もうひと頑張りしようと思えるようなCMになっていると思います。楽しんで見ていただけたらうれしいです。

神木:今回はラベルの種類が1個1個違ったり、それぞれ曲のテーマに沿ったラベルになっ ていたりするので、皆さんもぜひ「クラフトボス」を手に取って、これとこれがこう違うんだ、どのテーマなんだろうこれ、というような楽しみ方もしていただけたらうれしいなと思います。