俳優の小日向文世が、テレビ東京の金曜8時のドラマ枠『嫌われ監察官 音無一六』 (4月スタート 毎週金曜20:00〜)の主演を務めることが24日、明らかになった。

小日向文世

小日向文世

同作は、2013年から放送されている人気シリーズで、全6回のスペシャル放送を経て連続ドラマ化された。どんなに嫌われようとも監察官としての自分の信念と正義を貫きあらゆる不正を取り締まる監察官・音無一六(小日向)の活躍を描く。

小日向演じる音無は監察官でありながら捜査にも介入し、鋭い”観察眼“と“閃き”で、これまで難解な事件を解決へと導いてきた。捜査現場を荒らされ怒り狂う刑事たちの猛抗議にもひるむことなく、己の正義を貫き、我が道を突き進む。

そんな一六の実の弟で、何故かいつも事件捜査に首を突っ込むタクシードライバーの“万丈二六”を演じるのは遠藤憲一。陽気で人情味にあふれる二六は几帳面な一六とは顔も性格も全然似ておらず、ソリの合わない兄弟だが、2人のどこか微笑ましいやりとりも注目となっている。

脇を固めるキャストにはお馴染みのメンバーが再集結し、一六の上司で警務部長である千住遼子役に田中美佐子、元署長で今は居酒屋「みつる」の店主・二宮満役に小野武彦、一六の相棒で巡査部長の溝呂木三花役に堀内敬子が続投する。脚本は『科捜研の女』『相棒』シリーズで知られる戸田山雅司が手掛ける。

小日向文世 コメント

正直な気持ちまさか連ドラになるとは思ってもいませんでした。スペシャルでもそうだったのですが、一六の役は結構セリフとの闘いです。連ドラ決定の嬉しさもありつつハードな撮影の日々がこれから続くだろうなと覚悟しています。
気分はチャレンジかなと…。
この歳になって、この作品を連ドラとしてやり通す事が出来たら、この先もう少し頑張れるかなって感じです。
共演する遠藤さんとは、全然似ても似つかない兄弟役としてお互い楽しんで演じられたらと思っています。2人のシーンはホッとする温かい時間にしたいですね。体調に気を付けつつ、あとは現場の撮影がスムーズに進むように、セリフは日々予習を怠らず頑張ります。
このドラマは警察を監察するという設定です。なので今までにない新しい刑事ドラマになると思います。
是非、楽しみに待っていてください。

遠藤憲一 コメント

私は若い時から刑事ドラマの犯人役や刑事役を何度も演じてきました。
今回の『嫌われ監察官 音無一六』は、刑事ドラマです。しかし私にオファーされた役は刑事でもなく、犯人でもなく、タクシー運転手。しかも、似ても似つかぬ、小日向文世さんと血の繋がった弟役という、あまりにも斬新な設定に喜んで飛びつき、出演させて頂くことになりました。
小日向文世さんをはじめ、田中美佐子さん、堀内敬子さん、小野武彦さん、皆さん、とても心の温かい芝居をされる稀有な俳優さん達です。そんなキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんと力をあわせ、ハラハラ、ドキドキ、そして最後は心温まる作品になるよう、頑張ります。

堀内敬子 コメント

連続ドラマ化決定という事で、素直に嬉しく思います。私は途中からの参加でしたが、とても歴史のある作品ですので、連ドラになるのは嬉しく思います。私の役柄は溝呂木三花(こおろぎみか)、小日向さんは一六、遠藤さんは二六、私は三花、みんな漢数字がついております。製作陣の愛情も感じられる名前で、とても好きです。尊敬する小日向さんのそばにいられる事も嬉しいです。
日々の状況で、感染対策など気を付ける事は沢山あります。前回も、お昼ご飯は離れて食べておりましたので、淋しい思いをしておりました。でも皆様に楽しんで頂けるように、最後まで撮りきれるように頑張ります。
中々、外に出られずに、お家時間が大切になりました。少しでも皆様に楽しんで頂けるように、頑張りますので、お楽しみにしてください。

小野武彦 コメント

シリーズが連続ドラマになると、1年から2年の間隔で撮影していた時とは違い、少なくても3カ月位はチームと時間が共有出来るので、どんな化学反応が起きるか楽しみです。
私の居酒屋は事件の緊張感から解放される空間なのかな、と思ったりするので「二宮」の役もそんな存在でありたいです。出演者も途中から加わった方々や懐かしい方と盛り沢山です。お楽しみに!

田中美佐子 コメント

みんなの思いが叶ったという感じです。いつも一年に一度の割合でスタッフ、出演者のみんなと会い、そのたびにいつか、いつか連続になったらいいのにね。と話していました。決まったと聞いたときに、みんなが喜んでいる顔が思い浮かびました。とりあえず、またみなさんにお会いできることがうれしいです。コロナ禍で会ってもハグしあうことも喜びを分かち合うことも、ギャーギャー騒ぐこともできないですが、その分撮影を頑張ろうと思いました。
愛溢れるスタッフがこの番組を作ってくださり、お話としては、事件が絡むハラハラするミステリーもありますが、ほのぼのとした家族愛、兄弟愛、師弟愛などなど、、、たくさんの愛が詰まったお話となっています。ぜひぜひご覧ください。

祖父江里奈プロデューサー(テレビ東京) コメント

全6回のスペシャルを経てようやく連ドラ化というのはテレビドラマの歴史の中でもかなり異例のことかと思います。それゆえ、現場のスタッフ、出演者の皆さんの「音無一六」への愛情の深さは並大抵ではありません!ほぼ同じメンバーが再集合し、とても嬉しそうに制作準備をしています。
監察官という仕事は多くの視聴者にとって馴染みが薄く「なんだか真面目でお堅い感じ」と思うかもしれません。しかしそんなテーマだからこそ逆に見えてくる、人間味あふれるシーンの数々がこのドラマの見どころです。不正の現場で垣間見える、人間の醜さや哀しみ、大切なものを守ろうとする愛情。うっかり悪に手を染めてしまうことは誰にでもありえるのです。 そしてそれらに対し、断固として公平であろうとする音無一六の冷徹なまでの活躍ぶりにご期待ください。

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