わたらせ渓谷鐵道は、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施すると発表した。普通列車の運転本数に変更はなく、下り5本・上り7本で列車の時刻を変更するとのこと。トロッコ列車も運転本数・時刻ともに変更なしとしている。

  • わたらせ渓谷鐵道が3月12日にダイヤ改正を実施

同社の普通列車はおもに桐生~大間々・間藤間で運転され、下り最終列車が桐生発足尾行となるほか、夜間に間藤発足尾行1本、早朝に足尾発間藤行2本を運転している。3月のダイヤ改正後もこの運転本数を維持する一方、相老駅で接続する東武鉄道も同日にダイヤ改正を行う関係で、下り5本・上り7本の普通列車について時刻の繰上げ(最大2分)・繰下げ(最大5分)を予定している。

時刻を変更するおもな列車として、下りは現行の桐生駅10時59分発・大間々駅11時18分着の列車を桐生駅10時57分発・大間々駅11時20分着に変更。相老駅での停車時間が現行の6分から10分に延びる。現行の桐生駅11時27分発・間藤駅13時5分着の列車は、桐生駅の発車時刻を11時29分発に変更。間藤駅の到着時刻に変更はない。上りは現行の間藤駅10時58分発・桐生駅12時41分着の列車について、大間々駅での停車時間が現行の4分から7分に延び、桐生駅の到着時刻を12時45分に変更。現行の大間々駅15時46分発・桐生駅16時6分着の列車は、相老駅での停車時間が現行の8分から10分に延び、桐生駅の到着時刻も変更され、同駅16時8分着となる。

現行の間藤駅16時31分発・桐生駅17時57分着の列車は、間藤駅の発車時刻を16時35分に変更(桐生駅の到着時刻は変更なし)。この列車はJR日光駅・東武日光駅からのバスと接続しており、間藤駅での乗換え時間が現行の約5分から約9分に変更される。なお、JR日光駅・東武日光駅からのバスと接続する他の列車に大幅な変更はないものの、バスについては道路状況等によって遅れる可能性があり、バスと列車の接続待ちは行っていないとのこと。

  • トロッコ列車「トロッコわっしー号」。ダイヤ改正後もトロッコ列車の運転本数・時刻に変更はないとのこと

トロッコ列車はダイヤ改正後、3月27日までの土休日に桐生駅10時31分発・間藤駅12時29分着の下り「トロッコわっしー3号」、間藤駅13時57分発・桐生駅15時47分着の上り「トロッコわっしー4号」を運転。4~11月には、桐生~間藤間の下り「トロッコわっしー1・5号」と上り「トロッコわっしー2・6号」、大間々~足尾間の下り「トロッコわたらせ渓谷3号」と上り「トロッコわたらせ渓谷4号」など、臨時列車の運転が予定されている。