新たなハゲ漫才で注目されるお笑いコンビ・シシガシラ(浜中英昌、脇田浩幸)が2月21日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールにて初の定期トークライブ「トルコキキョウ」を開催する。昨年末にヨシモト∞ホールのレギュラーに昇格しブレイク間近の2人に、現在の心境や今後について話を聞いた。

  • お笑いコンビ・シシガシラの浜中英昌(左)と脇田浩幸

――定期トークライブ「トルコキキョウ」の開催が決定したときの心境をお聞かせください。

脇田浩幸:トークライブが初めてということで、できること自体がうれしいです。それも(∞ホール内の)ステージIやステージIIではなく、より大きい∞ホールでできます。素直にうれしい限りです。

浜中英昌:ネタは見てもらえたりするけど、トークはなかなかなかったので、シシガシラの素の部分を出して、それを楽しんでもらえればうれしいです。

――この「トルコキキョウ」というライブ名の由来は?

脇田:トルコキキョウには花言葉で「いい語らい」という意味があります。それで作家さんに「どうでしょう」と提案されて。僕らは、けっこう花言葉のタイトルが多いんです。

浜中:僕らのコンビ名のシシガシラも、寒椿の別名が「シシガシラ(獅子頭)」だそうです。冬に咲く花なので、単独ライブを打って、そして冬のM-1でも花開けばいいね、みたいな意味も込められています。

――花言葉を使うのは、おしとやかで可愛らしい感じがしますね。

浜中&脇田:ハハハ!

――トークライブは初めてということですが、自信のほどは?

浜中&脇田:あります!

浜中:ラジオもちょくちょくやらせてもらっているので、そこで好評だったものも取り入れたりできれば、と思っています。

脇田:いかんせん僕らは、ネタ先行のイメージが強いです。やっと、ライブでトークも面白いと証明できるので、ぜひ見てほしいです。

浜中:トークの内容以外に、僕らの人間性にも触れて楽しんでほしいです。

脇田:ネタもやる予定です(笑)。そこも注目してほしいです。

――お二人は昨年末、ヨシモト∞ホールのレギュラーに昇格しました。ユースの時と比べて、心境の変化はありますか?

浜中:まずライブ数が増えました。あとレギュラー陣は賞レースで活躍している方が多いので、その中に入って戦えるのはいい環境ですね。

脇田:浜中は、前のコンビで経験あるんですけど、僕は今回初めてです。本当にコンビ組んで良かったなっていう気持ちが大きいです。

――まだ日は浅いですが、ムゲンダイレギュラーとして自覚やプライドなど芽生えましたか?

脇田:やっぱりありますよ。

浜中:レギュラーは、ユースの芸人と違って、野球選手みたいにロッカーがもらえるんですよ。コンビで1つ。

脇田:今までは地べたに置いてたりしたんですけど。ついに安住の地ができました。

――それはいいですね! ちなみにどんなものを入れてるんですか?

浜中&脇田:靴です!

浜中:コント師はいっぱい道具があるんですけど、漫才師って靴しかなんですよ(笑)。スーツは別にかける場所がありますし。

――ムゲンダイレギュラーになった今、今後の道筋としてどのようなことをお考えでしょうか?

脇田:3月から、東京と大阪の芸人がお互いの場所を行き来してネタを披露する活動に参加します。東京の芸人は大阪で、大阪の芸人は東京で認知度を高めるのが狙いの1つです。

浜中:(ヨシモト∞ホールがある)渋谷以外の外の世界も見たいという気持ちがあり。自分たちの漫才をさらに磨ければ、と思っています。

――お2人にとって大阪へ行くのは、どういう気持ちなのでしょうか?

浜中:修行感はちょっとありますね。

脇田:大阪は笑いの本場というイメージがあるので、そこで通用するのか試したい気持ちはあります。メジャーリーグでちょっと投げさせてもらう、みたいな。気合いは入ってます。