ボルボ・カー・ジャパンはこのほど、同社として日本初導入となる電気自動車「C40 Recharge」のオンライン販売を開始した。

  • 日本初導入の電気自動車「C40 Recharge」のオンライン販売を開始

「C40 Recharge」は、クーペとSUVが融合したスタイリッシュなデザインに加え、前後にモーターを搭載したAWD車。78kwのバッテリーを搭載し、航続距離は485km(WLTC:一充電走行距離)となっている。同社として初めて完全なレザー(本革)フリーインテリアを実現し、リサイクル素材を積極的に採用した。

2021年11月に発表となった同モデルは日本導入を記念し、100台限定のサブスクリプション・キャンペーンを実施。応募者は575件に達した。ボルボオーナー以外の応募者が6割を超え、クルマを保有していない人の応募が1割に達するなど、今までの同社の顧客層と異なる人々の興味、関心を集めた。なお、サブスクリプション・キャンペーン当選者への納車は2022年4月から順次開始の予定だ。

  • クーペとSUVが融合したスタイリッシュなデザインに加え、前後にモーターを搭載した

ボルボでは電気自動車(BEV)の販売はオンライン販売で行うと表明しており、すでにヨーロッパをはじめ各国で始めている。オンライン販売の導入は、変化するユーザーのニーズに応えるもの。同社のホームページ上で、「いつでも、どこからでも、好きな場所から、好きな時間に」「購入希望車の仕様の選定から見積もり、購入リクエストまで」行うことができる。

ユーザーはホームページ上で車両のカラーやオプションなどを選択し、金額を確認したうえで購入リクエストを送る。最終的な購入契約はユーザー自身が選択したディーラーで行うこととなる。

オンライン販売の導入に合わせ、同社ではボルボ・カスタマーリレーションセンター(CRC)を新設。CRCは朝9時から夜9時まで、年中無休でユーザーの質問に回答し、オンラインでの購入体験をサポートする。下取り車の査定や購入契約、登録や納車など、ディーラーで行われるいわゆるオフラインの購入体験がスムーズに行われるようサポートを行う構えだ。

オンラインでのやり取りに不慣れな顧客、あるいはディーラーでの購入体験を希望するユーザーは、ディーラーを訪問し、今回のオンライン販売開始に合わせ新たに各店舗に配置された、EVおよびオンライン販売をサポートするEVオンラインアドバイザーとともにサイトにアクセスし、購入リクエストを行うことができる。

ボルボでは2030年までに新車販売の100%を電気自動車にすることを目標としており、日本でも2025年に新車販売の35%、約9,000台の電気自動車を販売する計画を掲げている。これにより、2025年の新車販売は35%がオンラインに移行することになるという。