大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00～ほか)の会見が放送初日の9日、北条家始まりの地である静岡県伊豆の国市で開催され、主演の小栗旬、小池栄子、宮澤エマ、片岡愛之助、坂東彌十郎、大泉洋が出席した。

  • 左から坂東彌十郎、小池栄子、小栗旬、大泉洋、片岡愛之助、宮澤エマ

三谷幸喜が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。「鎌倉殿」は鎌倉幕府の将軍を、「13人」は、頼朝の死後、合議制で政治を動かした家臣の人数を示している。

放送当日を迎え、主人公・北条義時役の小栗は「非常にうれしく思っております。ドキドキそわそわしている感じもあるんですが、どういう風に自分たちが作ってきたものが受け止めてもらえるのか楽しみです」と心境を告白。

北条政子役の小池は「ゆかりの地で北条の一族そろって迎えられるのはうれしく思います」と喜び、源頼朝役の大泉は「久しぶりの伊豆でうれしく思います。6月から撮影していて、やっと見てもらえるといううれしさがあります」と話した。

小栗は「今日は北条ファミリーって言っているのに、なんで佐殿(すけどの＝頼朝)がいるのか」と大泉をいじると、大泉は「いやいや、北条ファミリーでしょう。(政子と)結婚するんだから」と反論。「ずっとこんな感じなんですよ。なんとなく頼朝外しがある。若干肩身が狭い」と吐露した。

小栗が「(頼朝は)なかなか位が高くて僕たち近づけないんですよね」と言うと、大泉は「頼朝さんへの敬いはあるんでしょうけど、大泉洋への敬いはゼロの皆さん」とぼやき、小池が「敬う理由がない」と言うと会場から笑いが。小池は「でもこれは三谷さんの脚本か……」と続け、小栗も「三谷さんの脚本なんですけど、嫌なヤツなんですよ、頼朝。なんで僕に対してそういう言い方するかなっていうのがいっぱい出てくるんですよ」と同調した。