あいの風とやま鉄道・えちごトキめき鉄道は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、両社の路線を直通する一部列車を見直すと発表した。金沢・富山方面から電車で運転される糸魚川駅発着の直通列車が減便となる。

  • あいの風とやま鉄道の車両521系

両社の境界駅である市振駅を含む泊~糸魚川間では、おもにえちごトキめき鉄道の気動車が泊駅まで直通し、泊~糸魚川・直江津間で普通列車を運転。一方、金沢・富山方面から電車で直通し、糸魚川駅まで運転される列車もあり、現在は朝に上り2本、夕夜間に下り2本を設定している。

ダイヤ改正で金沢・富山方面から糸魚川駅への直通列車のうち、上下各1本が泊~糸魚川間で運転取りやめに。夜間に運転される現行の金沢駅21時26分発・糸魚川駅23時37分着の列車を金沢発泊行に変更し、運転区間を短縮する。泊駅の到着時刻は23時12分とされ、同駅で糸魚川行の最終列車(ダイヤ改正後の時刻は泊駅23時22分発・糸魚川駅23時51分着)へ乗換えとなる。

朝の時間帯に運転される現行の糸魚川駅7時32分発・高岡駅9時17分着の列車も運転区間を短縮し、泊駅8時4分発・高岡駅9時18分着に変更。代わって現行の直江津駅6時47分発・糸魚川駅7時29分着の列車が泊駅まで延長運転を行う。泊駅に8時2分に到着し、高岡行の列車へ乗換えとなる。

  • えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの車両ET122形

あわせて富山駅7時9分発・泊駅7時57分着の列車と接続し、泊駅を8時17分に発車して糸魚川・直江津方面へ向かう列車も新設(現行の糸魚川発直江津行の運転区間を延長)。糸魚川駅の到着時刻は8時46分とされ、JR大糸線や北陸新幹線への乗換え時間が現在より短縮されるとのこと。南小谷行の普通列車(糸魚川駅8時54分発)へ8分、北陸新幹線の上り「はくたか556号」(糸魚川駅9時14分発)へ28分で乗り換えられるようになる。