北越急行は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、利用実態に合わせた見直しを行うと発表した。超快速「スノーラビット」は上下各1本を廃止し、これによる利便性への影響を軽減するため、越後湯沢駅や直江津駅へのJR線乗入れを拡充する。

  • 北越急行が来年3月に実施するダイヤ改正について発表

現行の超快速「スノーラビット」は下り2本・上り1本を設定し、越後湯沢駅で上越新幹線「とき」と接続する。下り2本はともに越後湯沢駅を9時台に発車。越後湯沢駅9時14分発「スノーラビット」は直江津駅からえちごトキめき鉄道へ乗り入れ、新井駅まで運転される。越後湯沢駅9時56分発の「スノーラビット」は途中の十日町駅のみ停車し、直江津駅まで運転。上り「スノーラビット」は直江津駅13時53分発・越後湯沢駅14時54分着で運転される。

来年3月のダイヤ改正で、利用状況に合わせ、越後湯沢駅9時56分発の下り「スノーラビット」、直江津駅13時53分発の上り「スノーラビット」が廃止され、同社の1日あたりの運転本数が現行の上下各20本から上下各19本に減便となる。列車編成の見直しも行い、2両編成で運転している一部列車を1両で運転するとのこと。

JR線への乗入れ拡充は下り1本・上り3本の普通列車において実施。下りは廃止となる「スノーラビット」の後に運転される普通列車を現行の六日町駅10時57分発・犀潟駅11時50分着から越後湯沢駅10時41分発・直江津駅11時59分着に変更する。

上りは現行の犀潟駅12時23分発・六日町駅13時14分着の普通列車を直江津駅からの運転とするほか、廃止となる「スノーラビット」の前後に運転される普通列車2本の越後湯沢駅乗入れを拡充。現行の直江津駅13時16分発・六日町駅14時15分着の普通列車は金曜日および土休日に越後湯沢駅まで運転される。現行の直江津駅14時27分発・六日町駅15時24分着の普通列車は、金曜日および土休日のみ越後湯沢駅まで運転されているが、ダイヤ改正後は越後湯沢駅まで毎日運転となる。